あっぷるありすのへや
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9才のお姉ちゃんの国語の音読の宿題に金子みすずさんの「わたしと小鳥とすずと」が今回の教材だった。お姉ちゃんが、「音読するから、紙にチェックしてね。」と用紙を私に渡した。そこには「大きな声で読めたか」「正確に読めたか」「感情を込めて読めたか」・・・と数個チェック項目欄がある。私「なるほど、分かったよ。さあ読んでいいよ。」娘「わたしが両手をひろげても、 お空はちっともとべないが、 とべる小鳥はわたしのように、 地面をはやく走れない。 わたしがからだをゆすっても、 きれいな音はでないけど、 あの鳴るすずはわたしのように たくさんなうたは知らないよ。 すずと、小鳥と、それからわたし、 みんなちがって、みんないい。」しばらく娘の顔を見る事ができなかった。だってこぼれ落ちそうな涙を彼女になんとか悟られまいと、一生懸命に隠していたから。 娘「どうだった?」 私「とっても上手だったよ。全部二重丸だよっ」娘「やったー!」彼女はただその音読の行為に対してほめてもらえたのがただうれしくてだけだったけれど、あなたの読みは本当にすばらしかった。 娘達が自閉症とわかってから、たくさんの心に残る文章なり、詩なり読む機会があった。そのたびに涙した。 もちろんこの作品もよく知っている。でもね、現実にあなたが口から発する一言一言の音が私の心にとても大切に大切に入ってきたよ。だってこの作品は、みんなちがってみんないい。「みんなちがってみんないいのだから。。」
2004年10月10日
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