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Jul 24, 2007
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カテゴリ: non category
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。


方丈記の冒頭部。
高校の時に暗記させられたものですが、すごく好きな文章です。

こういう文章を読むと、ああ、やっぱり日本語ってキレイだな、と思います。



考え事を、つらつら。

たまには出しとかないと、溜って、噴出すから。
悪性の膿みたいに。



どうも、最近めっきり部長としての自信をなくしてるゆぅこです。

もう、早く引退したい…
「もう引退するから!」って私が騒ぐたびに、
後輩達は「辞めないで下さい!」と言ってはくれるのですが。

疑心暗鬼。
ホントは、さっさと辞めれ!とか思ってるんじゃなかろうか。
私なんかいない方がいいんじゃないのだろうか。

…なんかこういうコトいうと、すぐ「自虐的だ」とか言われるんですが。

自分に「自虐」という概念はありません。
幸か不幸か、そういう概念が欠落してるんですね。すっぽり。

いない方がよかったら、そう言ってくれるほうが嬉しい。

でも、はっきり言ってくれた方が良いです。

自分がいない方が皆が楽しくやれるなら、すぐにでも消えます。
皆が幸せならそれでいいと思う。うん。

って、こういうコト言うとすぐ「偽善者」と、謗られるんですが(笑)
まぁ、偽善者だろうがなんだろうが、勝手に言っててくれればよいのですがね。



自分が死ぬのは、どんな時だろうか、って思うと、なんとなく、だけど。
たぶん、誰からも必要とされなくなったら、私は死ぬんだろうなぁ、と、思う。

今はまだ、家族がいるし。親より先に死ぬのはナシだな、と、思う。
看取ってもらえないのはツライけど、看取ることができないのもツライ。

私が高校に上ってすぐに、実家で一緒に暮らしていた祖父が亡くなったんですが。
病気とかではなく、ホントに唐突に逝ってしまって。
私は朝、いつもと同じように新聞を取ってきたじいちゃんに挨拶をして学校に行ったのに。
私が学校に行っている間に、ぽっくり逝ってしまって。

何より辛かったのは、死に目に会えなかったことで。
悔しかったのは、東京にいたはずの親戚よりも、私の方が家に着いたのが遅かったことで。
まぁ、通ってた高校が無駄に遠かった所為もあるのだけれども。
(普通にしてても2時間。電車の接続が悪ければさらに30分。)

職員室で知らせを受けて、その場で号泣して。
先生方に「大丈夫か?」と心配されつつ送り出され。
学校から駅までわけも解らぬまま走って。
いつまでも来ない電車にイライラして。

…悔しかったなぁ。



ああ、そういえば、あの時、父親の涙を初めて見たんだ。

従業員を叱り付けたりはしていても、家族の前ではいつでも穏やかな顔を見せてた父が。

父が泣いているのを見たら、自分の涙がどっかに行ってしまって。

知らせを受けた時に泣いて、
そのあと、動かなくなった祖父の顔を見たときに、少し、涙は出たけれど。
そのあとは、一滴も涙が出なかった。

弟たちだってわんわん泣いてたのに。
冷たい孫娘だと思われただろうな(笑)

それでも、泣いてはいけないと思ったから。

父が泣いて、母が泣いて。祖母も泣いて。弟達も泣いて。
親戚のおばちゃんもおじちゃんも。いとこも。みんな泣いて。

そんな時、自分は泣いてはいけないって、思ったから。

たぶん、じいちゃんは解ってくれる。
私の知っている誰よりも、寡黙で、勤勉な。
尊敬した祖父だから。



自分の人生観を否定されるのは、良い気持ちじゃない。

私の生き方について「お前は間違ってる」と、はっきり言われても。
それはその人の主観であって、その人と私とは違うのであって。

間違った生き方なんて、多分、ひとつもない。



生きた年月というものは、飾りだ。

年上だから、早く生まれたから、何年多く生きてるから。
そんなもので、人は量れない。

それは、外見で人を判断するのと同じことで、つまりは人を侮辱することだ。

世の中はそういう風に出来てしまっているのだけれども。

大切なのは、どのくらい生きたか、じゃなくて、どう生きたか。

先質にして後文なるは、これ聖人の務めなり。
墨子の時代から、人はそう知っているのに。

飾り、飾り、飾り。
そんなもの、棄ててしまえばいいのに。

敬意は、言葉でのみ現れるものじゃない。
言葉が通じたって、解り合えるとは限らない。

目に見えないものの方が、大切なことが多い。



自分の言葉が染みない人を相手にしていると、話す気が失せる。
暖簾に腕押し。

自分の言いたいことだけ言って、人の話は聞かないで。
理屈だけこねて人に押し付けるような人と話すのは、ウンザリ。

何を言っても無駄。
そんな人には、何も言わない。
諾々と相手の言葉に頷いて、にっこり笑っていればいい。
相手がどんなことを言っても、妥協して受け止めてればいい。
そんな人は、自分の言い分が認められれば満足なんだから。

こっちが妥協しているのに気付かないような人に、人の気持ちを語る資格はない。

そんな人をなんとか諭そうとするほど広い心を、私は持ち合わせていない。



私は、星を愛でる。
なによりも、大切な星。

星の王子様が、言っていたように。
大切な星を一つ持てば、すべての星がこんなにも愛おしくなる。

何かを愛することの真髄って、そういうことだと思う。



夢は儚いものだけれども、醒めなければ永遠に続くから。

例えばそれは、ちょっとした奇跡のようなもので。

一番星が、突然空から降ってきて、目の前に落ちてきたような。
そんな、感覚だったから。

制限時間付きでもいい。
もう少し。



辛い時は、空を見上げる。
でも、東京の空は、どんなに晴れていても灰色で。
どんなに暗くても、星は見えない。

怖いくらいの満天の星空を知っている私は、それが少し寂しい。

同じ空なのにね。



辛いこととか、悲しいこととか、頭にくること、たくさんあるけれども。

それでも、私は、今、幸せです。

だから、ありがとうございます。

こんな所で、なんですが。
そう、言いたかったんです。ハイ。





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Last updated  Jul 24, 2007 03:38:32 PM
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