10月は黄昏の国

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2006.09.24
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 モータースポーツでのリーディング・サイヤー、国内編に次いでは国際編です。
さすがに国内に比べ歴史が長い世界のレース。かなり資料調べに手間がかかりましたが、有資格者を見てみよう。
尚、文中「インディカー」としているのは、CART・チャンプカー・IRL等、細部や運営母体の異なる点もありますが、総称として使用しています。

1) A・J・フォイト (米/1935~/「生ける伝説」)
… 主な子孫:子/ラリー・フォイト(NASCAR)、孫/A・J・フォイト4世(INDY CAR/NASCAR)

  A・J・フォイトは、インディ500を初めて4度制覇し、インディカー通算67勝、デイトナ500、ル・マン24時間に総合優勝し、獲得したシリーズタイトルは合計12に及ぶ、まさにアメリカの「生ける伝説」である。子のラリーは現NASCARドライバー、孫の4世は服部茂章と共にインディカーシリーズに参戦、現NASCARドライバー。

2) アル・アンサー (米/1939~/「ビッグ・アル」)


  アル・アンサーは、インディ500を4度勝ち、インディカーで3度総合王者となっている。また兄のボビー・アンサー(インディ500三勝/インディカーチャンピオン2回/F1)、子のアル・アンサーJr.(インディ500二勝/インディカーチャンピオン2回/通称リトル・アル)と兄弟・子とインディ500に勝ったのは世界唯一という優れた遺伝子を伝える一家である。

3) アントニオ・アスカリ (伊/1888~1925/「1920年代の名GPドライバー」)
… 主な子孫:アルベルト・アスカリ(F1)

  アスカリ・シケインに名を残す、アルベルト・アスカリ。その父アントニオは世界選手権開始前のGPで、アルファロメオに騎乗し大活躍した伝説的ドライバー。1925年7月26日のフランスGPで首位独走中、事故で死亡。子のアルベルトはGP世界選手権開始後、フェラーリで2度年間チャンピオンに輝き、初めてモナコの海にマシンごと落ちた男として知られている。偶然にも父と同じ36歳で、テスト中の事故で死亡している。ちなみにその日も(3月)26日であった。

4) アンドレ・ピレット (ベルギー/1918~1993)
… 主な子孫:テディ・ピレット(F1/F5000/Can-Am)

  アンドレ・ピレットって誰?という感じなのだが、50~64年に主にプライベートチームからF1に参加、参加14戦で最高5位を獲得したドライバーである。さらに父(名称不詳)もインディ500に参加、子のテディはブラバム、BRMからF1参戦、ノーポイントに終わるが、F5000では2度タイトルを獲得している、三代にわたるレーサー一家なのだ。

5) ウィルソン・フィッティパルディ (ブラジル/1943~)


  ウィルソン・フィッティパルディは、ブラバムに参戦した後、自チーム「コパスカー・フィッティパルディ」を立ち上げ、参戦したが低迷。有名なエマーソン・フィッティパルディの兄である。子のクリスチャンは、F3000史上最年少チャンピオンとなりミナルディ、フットワークに参戦したが、最高位5位に終わりCARTへ転向した。

6) グラハム・ヒル (英/1929~1975/「モナコ・マイスター」)
… 主な子孫:デイモン・ヒル(F1)

  グラハム・ヒル(グレアムとも)は、F1で二度チャンピオンとなり、インディ500、ル・マン24時間・モナコGPの世界三大レースを制覇した唯一のドライバー。特に5回もモナコGPを制覇し、モナコ・マイスターと称されるほどだが、何故か地味な印象だ。その印象が子のデイモンにも遺伝したのか、世界唯一の親子F1チャンピオンにも係わらず、不当に低い評価となっている。

ケケ・ロズベルグ (フィンランド/1948~/初代「フライング・フィン」)
… 主な子孫:ニコ・ロズベルグ(F1)

  ケケ・ロズベルグは、1982年ウイリアムズで、わずか一勝ながらF1チャンピオンを獲得。その豪快なドライビングからフライング・フィンと呼ばれ愛された。子のニコはGP2で優勝した後、今年ウイリアムズからデビューした期待の新星。ちなみにドイツ生まれのドイツ国籍である。

8) ジャック・ブラバム (英/1926~/「ブラック・ジャック」)
… 主な子孫:ジェフ・ブラバム(ル・マン優勝)、ゲイリー・ブラバム(F1)、デビッド・ブラバム(F1)

  ジャック・ブラバムは、F1チャンピオンを三度獲得し、「サー」の称号まで得たドライバー。その巧みなブロックからブラック・ジャックとも呼ばれた。F1で自チームの車で優勝した初めての存在でもある(二番目はブルース・マクラーレン)。子はジェフのル・マン優勝や、デビッドの英F3優勝、F3マカオGP優勝等あるが、F1では車に戦闘力が無かった事もあり、あまり活躍したとは言いがたい。

9) ジャッキー・イクス (ベルギー/1945~)
… 主な子孫:バニーナ・イクス(DTM)

  ジャッキー・イクスは、66~79年まで長くF1で活躍したトップ・ドライバー。しかしどちらかといえば、ル・マン優勝6回に代表されるスポーツ・カー巧者として有名で、パリダカでも優勝している。「娘」のバニーナ・イクスは珍しい女性ドライバーで、06年DTMにアウディから参戦しているが、成績は低迷している。





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Last updated  2006.09.25 01:36:49
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