あらぽんず18のおすすめbook

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2020年12月16日
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カテゴリ: オススメ本



すっかり寒くなりました…。
そんな寒い日は、あったかい部屋でまったり読書でもどうでしょう。

3冊目

『空飛ぶタイヤ』
池井戸潤

主人公・赤松徳郎は亡き父が興した会社「赤松運送」を引き継いだ2代目社長。社員50人ほどの小規模ながらも誠実な仕事で何とか地に足ついた経営をこなしていた。
そんなある日、突如赤松に悲報が__。
「自社のトラックによる事故発生。被害者女性は__死亡。」
愕然とする赤松。
事故詳細は走行中のトラックのタイヤが突如外れ、子連れの母親(被害者)に衝突したという信じられない凄惨な内容。
警察の捜査のもと、真っ先に疑惑の焦点がおかれた整備状況。
担当は、金髪・ピアス・生意気の三拍子。若手整備士の門田だった。

だが、後で見つかった彼の整備記録ノート。そこには誰よりも誠実かつ慎重な仕事の記録が残っていた。
「あいつのせいじゃない…。」
そう確信したのもつかの間、更なる疑念が…。
「そうなると、トラック自体に”不備”があったのでは???」
吹けば飛ぶような小さな運送屋が、日本有数の超大手自動車メーカー「ホープ自動車」に戦いを挑む!

受けてくれない再調査。物証破棄での隠ぺい工作。
一方で風評被害で激減する受注。立ち行かなくなる資金繰り。
頼みの警察も決め打ち捜査。「大手の言うことにゃ間違いない」の体たらく。被害者遺族からも訴えられる。
会長任についている小学校のPTAからも「犯罪者」扱い。
子供たちも苦しめられている…。

八方ふさがり赤松社長。このまま負けてしまうのか?
追い詰められた赤松に、一発逆転の手立てはあるのか??

_____
正直。
数多の小説を読んできましたが、こんなに
「よっしゃーーーー!!!」と自然とガッツポーズがでた本はなかったです。
モヤモヤ、悶々、イライラ、くっそー…のあとの超ド級のスカッと感。
読後感の気持ちよさたるやないですね☆
どんなに苦境に立たされたって非情な扱いを受けたって自分の社員をまっすぐに信じ、絶対負けずに立ち向かった赤松徳郎。
経営者としても、男としても、本当にかっこよかったです!本当に泣けました!
自分に非がない場合は絶対に曲げないし、諦めない!ということがいかに大切か、改めて気づかされましたね…。
また、自社に非はないとはいえ、自社トラックによって尊い命が失われたことには真摯に向き合い、被害者遺族に接していて…特に残された息子とのやり取りには…涙が自然と溢れてきます(今思い出しても…泣)


PTA会長進退の件も、「キーーー!!」ってなるくらい歯がゆかったけど、手に力が入るくらいスッキリしました。

こういう大きなテーマを前にすると、企業として、そしてそこで働く一員としての在り方を今一度考えさせてくれます。
まさに社会人としても非常に有意義。

勿論、ホープ対銀行、赤松対銀行のマネーバトルも池井戸作品ならではの読み応え。金融に詳しくなくてもスラスラ読めちゃのが不思議なところ☆

映画化もされ、勿論自分も見ました。面白かったですね!
けど、原作ならではのストーリーの厚みもあり(映画ではPTA等の件は割愛されていました)書籍は面白さも倍増です。
読みやすい…というか気になってどんどん読んじゃいます!
なので、就寝前にはおススメしません!笑
ともかく、まだ読んでないという方、ぜひ☆


空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ] ​​
空飛ぶタイヤ(下) (講談社文庫) [ 池井戸 潤 ]





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最終更新日  2020年12月18日 19時59分21秒
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