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2006.04.03
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カテゴリ: "わたし"
今日、Yに向う地下鉄の中でとってもほほえましい光景に出会いました

途中の駅から乗ってきた、お母さん、お姉ちゃん、弟くん、そしておじいちゃん。
お姉ちゃん、弟くんが座ったところで、
あと一つの席で、空いてる所はなくなってしまいます。
お母さんが「おじいちゃん。」って席を勧めました。
おじいちゃんは、いいから座りなさい、って感じでお母さんに座るようにうながしました。
それを見ていた弟くんが「おじいちゃん!」って
自分の席をおじいちゃんに進めたのです。
ニコニコ顔で遠慮するおじいちゃん。

席を立っておじいちゃんの所へ行きました。
その時、向かい側の人が席に少し隙間を開けてくれて、
おじいちゃんと弟くんはそこに座ることができました。
おじいちゃんにぴったり寄り添って、おじいちゃんと手をつないで
ニコニコの、弟くん
そのニコニコ顔が、おしゃべりの途中でもっともっとニコニコになるのです
その弟くんの笑顔が、とってもとっっってもとっっっっっても
ステキで、可愛くって、キラキラしてて
すごく幸せな気持ちになれました

弟くんと、おじいちゃんが、もちろんその他の家族が、
ずっとずっとずーーーーーっと健康で、

と思いました。


弟くんとおじいちゃんを見ていたら、
私もおじいちゃんに会いたいなぁ・・・とすごく思いました。
でも、私はおじいちゃんに会う事はできません。
二人とも亡くなっているからです。


父が子供の時に、既に他界したからです。
写真で見る祖父は、
祖母の家で仏壇に手を合わせるとき、いつも会ってみたいなぁと思います。

母方の祖父は、私が4歳の時に亡くなりました。
とっても穏やかで優しい祖父でした。
私の名前の漢字を決めてくれたのが(改めてくれたのが)この祖父です。
「これからは英語が必要になるから、英語を習っておきなさい」と言ったのも
「この子(私)は手がかからない子だけど、
だからこそ放ったらかしにならないように気をつけなさい」と母に忠告したのもこの祖父です。
私は祖父が大好きです。
でも、正直、覚えている思い出は、小さい頃の事なのであまりありません。
(今でも小さいとか言うな!)
祖父のことで一番はっきり思い出せるのは、祖父のお葬式のことだったり。。。
それも、あまり正確な記憶ではありません。

私は私なりに、祖父と過ごした時間は大切にしてきたつもりだし
私には(少なくとも一人は)祖父がいたという気持ちを持っているけれども、
(やはり父方の祖父は、「私のおじいちゃん」というより
「お父さんのお父さん」って感じで…)
でも振り返ってみると、21年生きてきてたうちの4年間ってとっても短くて、
しかもその4年も大半は物心がついていないので
祖父と過ごした時間の確信は、持てなくなってきているのが正直なところ。
祖父の事は大好きなのに、その気持ちに伴う思い出がないというこの空しさ。。。
なんだか、祖父の事が大好きだという気持ちでできた入れ物は持ってるんだけど
その入れ物に入れる、大好きな思い出がないって感じ。。。。
空っぽの入れ物だけ、抱えてる感じ。
おじいちゃんに会いたいなぁっていう気持ちの中には
その空っぽの入れ物を満たしたいっていう想いが含まれているかもなぁと思います。


天国にいるおじいちゃん。今、何をしてますか。





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Last updated  2006.04.04 01:46:51
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