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2010.12.18
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カテゴリ: 技術
これが原点

発散とグルーピングによる収束

そして,理念の創出


無秩序で雑然とした定性データ(事実,意見,アイデア)群を
カードやポストイットなどを使い分解する
それを,直観力で図解・文章に統合する
そして,意味や構造を読み取り,まとめていく方法および思想

漠然としてつかみどころのない問題を明確にする
思いもしない解決策・新しい発想を得る

そのため,個人の発想技法としてだけでなく,
複数の人間による共同作業,合意形成などにも使われる

【基本ステップ】
1 問題提起,テーマ決定

2 データ収集
 外部探検:取材,調査,観察,先行資料によりデータを収集
 内部探検:内省,思い出し,ブレーンストーミングより,個々人の頭の中にある知識や経験を抽出する

3 ラベルづくり
 得られたデータをラベル(カード,紙切れ,ポストイット,マグネットシートなど)に記入する
 1枚のラベルには,1つの事柄だけを誤解を生じない具体的で簡潔な表現で文章にする
(単位データ化)


4 グループ編集
 ラベルひろげ:机の上などにラベルを順不同に広げて,内容をよく読む
 ラベル集め:ラベルを順に手に取り,印象として似ているもの同士を近くに寄せてグループ(小グループ)を作る
 似たものがないラベル(離れ猿・一匹狼)は,無理にグループ化せず,それ1つでグループとして扱う
 既存概念で分類せず,直観で親近性のあるものを集める

       概念化,類型化ではなく,ラベル群が言いたいことを具体的に表現する
       表札ラベルを一番上に置いて,小グループを束ねる
 小グループの束を広げて表札の内容をよく読み,再び似たものを集めてグループ化する
 小グループから,中グループ,大グループとグループ化を繰り返し,数個にまとまったら作業を終える

5 A型図解化
 空間配置:グループ化されたラベルの束を机の上に並べ,表札ラベルの内容をよく読み,意味関係の配置を見いだす
 図解化:ラベルの束同士を線でつないだり(相互,対立,原因・結果の関係を表す),囲んだりして図解する
 大グループの図解を終えたら,中グループ,小グループの図解を行う

6 B型叙述化
 文章化:ラベルの束,あるいは図解から文章を書き起こしていく
 時間的前後関係に展開することで,図解の誤りを発見したり,新たな発想やヒントを得る
 口頭発表:文章に代えて口頭での発表を行い,議論を深める


【手順】
 広義には,上記ステップ全体
 狭義には,ラベルづくりからA型図解化・B型叙述化まで
 B型叙述化を行う中で出てくるヒントや仮説をラベルで採集して,再びグループ編集からKJ法のサイクルを繰り返す「累積KJ法」もある

 KJ法は,もともと文化人類学者の川喜田二郎氏が学術調査(フィールドワーク)で得られた大量で雑多な資料を整理するために1950年代から模索していた方法
 KJ法は,定性データを扱うほとんど唯一の体系的な問題解決技法(仮説発見技法)
 学術研究の方法論,品質管理(親和図法),マーケティング,新製品開発,ソフトウェア開発などビジネスをはじめ,教育,創造性開発,カウンセリングなど幅広い分野に普及した

 KJ法は,「仮説・検証」型の“実験科学”の前段階である“野外科学”の手法として登場した
「事実やその情報の語りかけに素直に耳を傾ける」という人間の感性を重視する
当初から「体験しなければ,わかからない」とされる






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Last updated  2010.12.18 19:04:00
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