太田典生の「毎朝1話」良い話のおすそ分け

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2012.12.26
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カテゴリ: アラカルト
「子供を健全に育てるには学校教育と家庭教育が両輪で、家庭教育も述べなければ片手落ち・・・」と書いたら、「片手落ち」は障害者への配慮が足りないのではと言うご指摘を戴きました。

この頃では、言葉狩りが盛んなようです。

子供の「供」もダメで、この頃では「子ども」と書くのだそうですね。
「供」は従属を著すという屁理屈がまかり通りだし、触らぬ神に祟り無しと、無難に流れて「子ども」と表記するようになってきたそうです。まさに、現代の世相を現しています。
だが、語源を調べれば、「ども」は元々は複数形を著し、「共」がいつの間にか「供」になったようです。偏った妄想だけで、さも鬼の首でも取ったように噛みつく方もみえるのですね。

同様に、「片手落ち」も、病気や事故で片手を失った人に配慮が足りないという意見があると指摘されていました。
片手のない人に対する罵倒語として使うのには論外だが、「片方に対する配慮が足りない」という正しい意味で「片手落ち」を用いることは全く問題ないと私は思います。
文章の前後を読めば何の意図もなく、適切な言葉であることは一目瞭然だし、より適切な表現も思いつきません。

そこまで気にしてタブー語にするのは、考え過ぎではないでしょうか?
私たち物書きは、一般の人には思いもよらないだろうが、例えば行数を合わせるためにテニオハ1語にも神経を使っています。

「言葉の表面だけを問題にして言葉狩りをするよりも、それを問題にする人自身の方にこそ問題があるようにも思う」という御意見の書き込みがありました。
つまり、潜在意識のなかでその人自身が、五体満足が普通で、障害のある人を特別視しているのではないかという見方です。
親が子供に声をひそめて、「いけません、そんな言葉使ったら、この人が悲しい思いするでしょ?」なんて言っているのを聞いたとしたら、かえってそのような態度の方が余計差別的な感じがして嫌です・・・。
そんなの、障害者への思いやりなんかではなく、むしろ障害者を特殊なものとかタブー的にしてしまっている。その態度こそ、まさに現代の「差別用語狩り」の態度だと思う・・・というご意見でした。
私の意見も、かなりこれに近いですね。

特定の言葉が差別的であるとする主張に異議を唱えると、「意図は差別的でなくても、そう思われる可能性もあるでしょ」「配慮が足りない」という言葉で反論されもします。
テレビやマスコミでも、揚げ足を取られるのを嫌って、易きに流れる風潮があるが、悪意がない限り何でも言える社会こそ大切です。
ものの見方には、人それぞれ色んな見方があります。
それを封じ込める社会の風潮こそが問題だと、私は思っています。


こんなことを書くと、また不愉快に思って去っていく人とがいるだろうが、それはそれで致し方のないことです。
それこそ、自由な社会の証なのですから。

この議題で盛り上がれば最高なんですがね。





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Last updated  2012.12.26 09:55:45
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Re:「片手落ち」は差別用語で不適切か?(12/26)  
通りすがり さん

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