朝早く起床し、部屋をでるととても涼しくて清々しい。多分15度から18度ぐらいだと思う。これが日中50度近くまで気温が上がるのだからすごい差。
マノンもマノルカは「ワオッ、オーマイガー」とか喜びながら叫んでいた。私は「(ナンマイダー・・ナンマイダー・・)」っと・・。
暫く走行すると、岩のようなものが沢山見え始めた所でラミは車を止めた。フランス語で説明をしてくれるが分からないので、ハイサムに英語で通訳してもらうと、これは岩のように見えて、実は砂で出来ているとか。
傍に寄って水を触ってみると、確かに温かい!ここで温泉でも作ったら、温泉大好きの日本人には応えられないだろうなーとそんなことも思いながら、足浴してみる。
ちょっとした露天を開いているので見てみると、石を売っているみたい。覗いてみると、石ばっかりと思ったら、「ちょっと見てみて、ほらっ」って石を差し出されて、よく見ると、二つに分かれれる。
12時頃車はトズ-ルの町(TOZEUR)に到着。かつて「ローマン・アフリカの果て」と呼ばれたアルジェリア国境に近い大オアシス。町は砂と粘土を混ぜ合わせて作った日干しレンガでできた家々が多く並んでいた。
7時を越えてもまだ気温は40度近くあって、汗がかなりでていた。時間があるのでトズールの街中を歩く。ほぼ9割チュニジア人ぽく、女性はほとんど見かけない。アラブの国ってあまり女性は外にでないみたいで、夜近くになると男・男・男。
夜10時、満月がとても綺麗なのでプールにまた泳ぎに行くと、ハイサムのお母さんが先に入っていた。お母さんと暫くチュニジアのことや身の上話などしていると、先ほどディスコに繰り出したポーリッシュ達も帰ってきて、全員でプールに入ってきた。
今日も朝6時半にはホテルを後にした。みんなちゃんと時間を守ってやってくるなんてヨーロピアンにしては真面目。
着くと何十台もの同じランドローバーのツアーの車が停車してあり、ものすごい人数が集結していた。9割が同じ車なので、政府がトヨタと提携しているのかなと思えるぐらいトヨタ・トヨタ・トヨタ。日本人の私達にしてみれば誇らし、日本のすごさを実感する。
車で少し場所を移動して、タメルザ峡谷へ。ここにはグランド・カスカド(大滝)と呼ばれる滝があり、上から見下ろすと若いヨーロピアンが水着で楽しそうに泳いでいた。贅沢!
昼食後、車を走らせること2時間、ケロアンに到着。ここは北アフリカで最古で最大のスケールがあるグランド・モスクがある。イスラムの世界でメッカ、メディナ、エルサレムに次いで4番目に重要な聖都とされ、ケロアンへの7回の巡礼は、メッカの一度の巡礼に値するらしい。
ここは長期滞在型ホテルらしく、子供も遊べるような娯楽施設や催しもの(アーチェリーや水泳競争など)も豊富に揃っていた。