今のひびきは、気ままに過ごしているだけだと感じることもある。でもこの「気まま」が大切なんだとも考える。気ままにできなかった本人にとっては、この気ままを貫くことこそ、自分を見つける方法の一つなのかもしれない。もちろん、当の本人はそんなこと、まったく感じてはいないと思うが・・・
全く問題のないと思われるひびきを見ながら、じゃあなぜ学校へ行けないの?と焦る気持ちもなくはない。だって問題がないなら、学校へ行けるはずじゃないの?と。
でも、学校がひびきにとっては合わない社会集団だとしたら? 違う方法もあるんじゃないの? とも。
毎日毎日、これでいいの? これでいいんだの繰り返し。ブログでこれでいいと書きながら、これでいいの?と思う自分がいる。
どちらも私。迷う私が本当の私。迷っているということが分かっている。そう、いつも迷っている。これが私。迷う私でいいんだ。いつもここに至る。
人格心理学で「カタり」ということを学習した。語る私と語られる私。なるほど、同じ私なのに、二人いる。そして、二人いるけど、同一の私。不思議・・・
だから、語る必要があると。「語る」という不思議な魔法。語ることで自分を知る。語ることで新たな発見をし、気付く。この魔法はとても効果的なんだ。
だからカウンセリングなんだ。語る練習なんだな。話し合うというより、語り合う。夫婦でこれができたら、きっとカウンセリングなんていらないのかも・・・な~んて離婚している私が言う台詞ではないか(-_-;)
さて、土曜日にその語りを行って来た。カウンセリング。今回は迷いを語った。最近すごくパソコンでのゲームにはまっているひびき。今までももちろんゲームばかりだったが、さらにすごくはまっている感じがする。スカイプも前からやっていた。でもなんだかすごくのめりこんでいる気がする。先生にそのことを話してみた。
何か私に働きかけをして欲しいの望んでいんるでしょうか。私でなくとも誰か何か外部から・・・例えば背中を押して欲しいようなそういう訴えなんでしょうか。
そして、最近のひびきの様子を話した。起きてきていきなり、2時間ほどかけて、ギャルゲーで気が付いたことを語ってくれたこと、彼女と別れたこと。
そして、私と言い合いをしたこと。言い合いの発端はパソコンをひびきが独占して、いぶきも私もなかなか使えないから、少しは変わって欲しいと言うことだった。それに対してひびきの答えは、「無理無理無理!約束なんてできない」と突っぱねた。いこじになったひびきは「どーせ俺じゃ約束しても守れるかわかんないから」と。私はその「どーせ」という言葉に切れた。「どーせって何?」と言い合いとなった。
そして、「やってみなければわからない。だから、やってみればいい。そう言われてやってみたけど、結局何もわからなかった。だまされたんだ。やってみればわかると言われてだまされてきた。そして今の俺がいるんだ!」大きな声で泣き叫んだひびき。肩を揺らした嗚咽。そうか、それがひびきの思いだったんだ。嬉しかった。
ひびきの肩を抱き、大泣きしているひびきに「ありがとう。ひびきの気持ちを言ってくれて、母さん嬉しい。ひびきのそういう気持ちが母さん知りたいんだよ。ありがとう。」
続けて「パソコンのこと、本当は交代してあげてもいいかなって思っていたんじゃないの?でも、無理って言ってしまったら、引っ込みがつかなくなって、意地を張ってしまったとか・・・ん?違うの?」と言うと、「なんで分かるんだよぉぉ」と泣いているのか笑っているのか、顔がもうぐちゃぐちゃだった。しばらく泣きつづけたひびき。肩をさすったり、頭をなでたり、ひびきが泣き止むまでず~っとそうしていた。
泣き止んだとき、小さな声でぽつりとこう言った。「いつまでも母さんじゃな、こういうことを語れる友達を見つけなくちゃ」
カウンセリングの先生は、
「すごい進歩ですね。もうすっかり気持ちが外へ向いていますね。パソコンに夢中なのは、その証拠です。向き合いたいことが大きいとき、人はとりあえず違うことに夢中になり、向き合わなくてはいけないことを横においておいて、エネルギーを溜め込むことがありますよね。お母さんだったら、仕事に夢中になってしまうとかね。それです。外に向おうとしている。それをする前にパソコンに夢中になり、外へ向うエネルギーをためている。パソコンで自分を試しているのかもしれません。本当に自分をどれだけ出せれるか、出したときの周りの反応はどうか。お母さん、きちんと正面からひびきくんと向き合えましたね。逃げずに頑張りましたね。大丈夫です、パソコンのことも心配いりません。今が待ちどきです。焦らなくていいと思います。自分のペースがあると思いますから。ただ、パソコンは家族みんなのものですから、お母さんも我慢せず、使いたいときには使いたいと言い合いをすればいいんです。お母さんがひびきくんの気持ちがわかっているとフォローできたことはとても良いことでしたね。ひびきくんは、お母さんを全面的に信頼し、言いたいことを言ってもいいと肌で感じたと思います。今度はいよいよ外に向おうとしていますよ。」
はぁ~ そうだったんだ。パソコンに夢中になっていた意味がよくわかった。なるほどなるほど。
ギャルゲーもすごいが、ひびきもなかなか頑張っている。
(ギャルゲーは、ギャルがやる恋愛ゲームだと思っていたけど、よくよく聞いてみると、男の子がやる恋愛ゲームで、女の子を恋愛対象として選ぶゲームのことのようだ。ギャルを選ぶからギャルゲー。逆に男の子ばかりが出演するゲームもあるらしい。全然違ったし・・・(^^ゞ)
先生に、その後食事のことを話した。最近のひびきは昼夜逆転は変わりないけど、夜中に自分でそうめんをゆでで食べたり、ご飯をたくさん食べる。レンジでチンはもちろんだが、簡単なものはフライパンを使って作ったりもしている。
「それは、生きる力を身に付けた証です。これが気を利かして、お母さんがひびきくんのためにおにぎりを作っておいておいたりすると、押し付けがましくなってしまうんですよ。ご飯を作らなくていいというわけではないですが、ひびきくんのために特別なことをする必要はありません。必要なら彼が要求してきますから。」
そうなんだぁ。朝起きると食器が山のように置いてあったりする。がっつり食べているらしい。
そして、昨日からまた朝の散歩が始まった。前にも朝の散歩へ行っていたことがあるが、ここへ来て久しぶりのこと。もちろん徹夜明けだが。
ひびきに「うっせぇなぁ」と言われた。この間は「うっせぇって言っているだろ!」とすごい顔して言われた。私はびっくりしたけど、うれしかった。(別にMではありません(^^ゞ)
思春期を迎えた中学生なら、お母さんをうるさがるなんて当たり前のことですよね。だからすごく嬉しかった。ひびきも私を信頼して、私にはうるせぇとか、ババアとか言っても許されると、そんなこと言っても決して離れていかないと、信頼してもらえたのかなぁと。そう思うと嬉しくて。もちろん「親に向って、くそばばあ?」とたとえ私が怒ってケンカになっても、いいんだ。きっと、正面から向き合える。何事もなかったようにまた明日を迎えられる。許しあえる。
子どもの反抗をこんな気持ちで受け止めることができる自分にびっくりです。そして、ただただ、子どもの未知なるエネルギーに感謝と驚きです。
また有意義な1時間半を過ごしカウンセリングを後にしました。
―――
※追記:このときのことも含め、今はnoteでも当時のことを書いています。よろしければこちらもご覧ください。
美景三月(みかげさつき)
よかったぁぁ、合格!!! 2010.09.12 コメント(6)
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