小村和也の建築家日記

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カテゴリ: カテゴリ未分類
ポチの家

手っ取り早く分かりやすいのでこの「ポチの家」という言い方をする。
昨日の日記にも書いたが、いくら高価な部材でも、それらをただ単に並べ立てる
だけではなんの価値も見出せない。

窮屈なローコスト住宅こそ芸術性の高い「建築」が誕生するチャンスは大きい。
なまじっか予算があるばっかりに虚飾の祭典になってしまうことがあり、ただの
「建物」に過ぎない存在となってしまうことも少なくない。

こんなことを分かりやすく説明するために「ポチの家」の話をする。
ポチはもちろん犬のポチだ。ポチの家、つまり犬小屋だ。よく子供達が描く切妻

デザインだろう。普通はこれをベニヤでつくりペンキを塗る。そんなものだ。
このポチの家を木曾の檜でつくったらどうなるか。確かに数十万する高価な箱に
なるだろう。しかし、建築的に見れば、所詮はポチの家なのだ。

大切なのは、ベニヤで作っても「建築」と言えるものを創ることだ。
だから先日案内していただいた高価な住まいは、木曾の檜や吉野杉をふんだんに
使った「ポチの家」なのだ。

残念ながらレディーメイドな回路しかない方には理解不能だろう。これは仕方
ないことだ。どうもセンスは生まれつきのようだ。

ローコストでよいから、本物の「建築」に住みたい!という方のお手伝いをしたい
ものだ。







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Last updated  2006/01/22 01:39:04 PM
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