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結局一回しか見れなかった。まぁ、本を買えばいいのだろうけど。
ちょうど見た回のストーリーは、絵師になるために上京し、認められ、仕事に追われ、故郷がとんでもないことになっているのにも、親兄弟が死んだ知らせにも気づかなかった天才絵師。スランプになり、故郷に戻り愕然とする。そこに残されていたのは姉の忘れ形見である知恵遅れの女の子。育てていくことで罪滅ぼしを、と願う。そして、蟲師のアドバイス。「その子が育ったところの、地の物を食べれば、ちゃんと育っていくだろう。」・・・ってかなりうろ覚えだけれど、こんな感じの内容。
これを見たときに、腑に落ちたことがあった。
小さい頃、母親の実家か姉妹からよく野菜が送られてきており、それを食べていた。
千葉から農家のおばあさんが、引っくり返るのではないかというくらいの荷物を背負い、一週間に一回、売りに来ていた時代だった。
大人になってから何度か見かけ、買う機会があったけれど、おまけしてくれる人、騙す人いろいろだった。
何年か前までは、総武線でそういうおばあさんを見かけることもあったけれど・・・帰りの荷物は昔と違って軽そうには見えなかった。
スーパーができ、いろいろな地域の食物が手に入るようになり、冬でもトマトが、夏に大根が食べられるようになった。
昔ほど痛まなくなったし、形もきれいで、扱いやすい。
その代わり、私はアレルギーになった気がする。
無農薬とか有機栽培ということではなく、土地の物ということで。
母親の実家か姉妹から送られてきていたものは、自分たちで食べることを前提として作っていた畑で育ったもの。
形はバラバラだし、葉っぱは虫食いがある。最低限の農薬しか使わない。
田舎に行って「お腹すいた~」と言えば、「畑に行って好きなだけ食べて来い」と、目が点になるようなことを言われたものだ。
その代わり、昨日追い掛け回していた鶏が一羽少なくなっていたりする。
そういうことなのだ。
スーパーでも、そこで働いている人がそこで買い物をしないようでは、ちと怖い。
自分の外側は気にかけ手早く取り繕うこともできるが、自分の内側はじっくりと育ってしまう。
取り返しがつかなくなることだってあるかもしれない。
そうだ。目が点になる話を聞いた。
幼稚園でおままごとをさせると、その子の家庭での食育環境がわかるという。
包丁でトントン何かを切る真似をする子。
メニューを広げる子。
袋から取り出し、ポンとテーブルに置く子・・・
なんだかな~ 片親家庭ならわかるんだけど。
母親が専業主婦のその子は、遠足にコンビニのお弁当を買って持ってきたという。もちろん出かけに買い渡されたものだったそうだ。
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