2004年01月14日
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オーバのアートスペースは、利用したいというひとたちが、自主的に、利用料を支払って運営している場で、そこで何をするか、したいかは利用するひとに任せられています。だから見学も含めて利用はすべて予約制(随時)/有料(500円から)です。
アートスペースとはいっても、たった13坪。
リビングルームのような広さです。
アトリエ、ギャラリー、カフェ、パーティーなどのメニューがありますが、ひとつのテーブルが、「画用紙を置けばアトリエ」になり、「お茶を置けばカフェ」になる。そして、壁面は、その時々に制作された作品を、次から次へと展示することにより、「毎日変化するギャラリー」になっています。

きょうは、夕方4:00から6:00までのアトリエ利用があり、その後7:00から、2、3年前からオーバの会員になってくれていた方とオーバのカフェ利用で、はじめてお会いすることになっていた。
30代のその女性とは、何度かメールのやりとりをしていたが、その度に、体調がよくないこと、病気をかかえていること、、、といったような内容のことが書いてあり、最近では、「耳が聞こえなくなってきている」とあって、オーバに行ってみたいが、「こっそりといってみたい」というようなことだったので、1人からでも随時利用できるオーバのカフェを予約してくれたのだった。

ところが、こんな日にかぎって、前日になって、現在保育園でバイトしているオーバのワークショップボランティア「ひ」さんから、「明日仕事帰りにうかがいます」とのメール。
そして、なぜか、先日も金島ツアーに突然同行した「み」さんと「さ」さんも、アトリエ中にとつぜん遊びにきた。

まだ、会ったことのない会員の「い」さんが、とってもシャイで、とっても重たい問題を抱えてる人だったらどうしよう、、、と心配した矢先、その「い」さんが、「こんにちはー!」と大声で、元気よく登場。


「わたし、2年前に突然脳腫瘍がみつかって、それで、少しずつ手術して腫瘍を切っているので、神経との関係で、最近ほとんど耳が聞こえなくなってしまったんです。だけど、本当は、まったく聞こえなくなるっていわれてたのに、左耳だけはとりあえず、半分くらい聴力残ったので、ラッキーって感じで」と、くったくなくみんなの前で自分の話しをしてくれた。

たしかに、大きな声で、彼女の目をみて話さないと聞こえづらそうで、たぶん、何人かで話が錯綜するとほとんど理解できないみたいだったが、まったくそんなことを気にするそぶりもなかったので、わたしたちも、ごく普通に彼女ともみんなとも話をすることができた。

聞いてみると、腫瘍がみつかるまで、風邪ひとつひかない元気な人で、学校卒業後、幼稚園の先生として何年間か働き、その間に雑貨の勉強をして、某有名雑貨店「●ラン●ラン」でバイト、そのまま、就職、2年前までは、みなとみらいにある大型店舗の店長をしていたという、、、。
すごい、、、。
「もう、雑貨には未練ないので、今は大学受けなおして、心理学の勉強したいと思ってるところなんです。どうせやるなら、博士になってやろうって思ってるんです」
なんて、前向き、、、。
後ろ向き人間の集まりオーバちゃんたちは、うらやましくもたのもしく、光輝く彼女をあおぎ見るばかり。

ちょうど、ここに集まった女性陣は、いかにもって感じで、みんな雑貨好き。
雑貨屋の話を興味深く聞き、後からきた「ひ」さんとも保育の話をし、なんだかすごく盛り上がって、結局、夜の10時くらいまで、おしゃべりに花を咲かせた。
「い」さんは、3月に最後の切除手術が終わったら、ぜひ、オーバのボランティアをしたいといって帰っていった。

現在のオーバのアートスペースを作った理由のひとつには、スタッフ「ス」のお姉さんの死があった。

が、ぎりぎりまで、「転移」をだれにも知らせず、ぎりぎりまで、働いて、結局、仕事をのこしたまま、入院して1週間であっけなくいってしまった。
銀座のオフィスや自宅にのこされていたお姉さんのこだわりの家具を再利用するために、お姉さんの死後1ヵ月後に、ここを契約して、そのまた1ヵ月後に、アートセンターを開いた。
半年後には、1週間お姉さんの展覧会も開催して、関係者方々に遊びにきてもらったこともあった。


実は、現在「ケ」の家族も闘病中。
わたしの父も、ここ10年再発はしていないが、一度手術を受けている。

オーバの会員さんの中にも、わたしと同じ年で、4人の子どもをのこして、2年前にいってしまった方がいる。
なんという頻度で起きる病気だろう。
あらためて、この病気の恐ろしさを感じる。

以前、横浜支局にいた朝日新聞の記者上野創さんは、20代で発病し、そのせきららな闘病記が、話題をよんだことがあった。時々、彼にメールをして、返事が来ないと、どきっとすることがある。
しばらくすると必ず、「今、デパ地下の裏側取材していて、いそがしくてすみません」などと連絡してくれるので、安心するのだが、、、。
上野さんは、今まで出会った新聞記者の中でも一番「できる男」って感じで、とてもバランスの良い人だ。
機会があったら、ぜひ、彼の手記を読んでみてください。

そんなこんなで、なぜか、オーバのカフェに、久しぶりに人がたくさん集まって盛り上がった。

そして、きょう、「い」さんから感謝のメールがきた。

『耳の聞こえに障害があると、あのようにたくさんの人達が集まって楽しみ場ではなかなか聞き取りも難しい事が多々ありますが、皆さんが楽しんで会話をいているのを見て自分も楽しい気分になる・・という楽しみ方を少しずつ身に付けていくようになりました。
ヅさんにも言われたように、前向きで、明るく・・を大事にしています。ありがたい性格だわ・・と病気になったりしたとき、感謝したものです。
泣いてもわめいても、怒っても、病気である事には変わらないし、これからも生きていかなくてはいけないのだから、ならば、楽しい方がいいにきまってらあ!!ってなノーてんきなんです。』

……………………………。

たぶん、彼女が、みんなのことを呼んでくれたんじゃないかしら、、、ってついつい思いたくもなってしまった夜でした。

集まってくれたみんなに感謝。





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最終更新日  2004年01月18日 20時41分20秒
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Re:いろんな人生(1/14)  
miraicci  さん
いい集まりだねぇ。早くこのメンバーに入りたい。<br><br>この冬休みには思い切って行っちゃおうかなどとも<br>私の心の中では考えていたのだけれど<br>まさか体調崩すとは。健康に過信は禁物なのよねー。<br><br>うちも両親健在ながら、<br>大腸ガンが発見されて人工肛門になってたり(父)、<br>子宮も卵巣も取ってたり(母)、<br>まあいろいろあります。<br><br>病気や障がいという点では、私の周囲にも多いけど、<br>要は本人がどう感じているかなんだなと<br>見ていて思うわ。<br>ちょっと足が痛いだけで<br>(それも勝手に旅行に行って<br>あっちこっちと歩きすぎたとかで)<br>病院じゃちゃんと治してくれない!!って<br>大騒ぎする姑の後ろ向き加減には、<br>だからこそウンザリなのよね~(笑)。<br>ああはならないようにしなくちゃな。 (2004年01月16日 08時14分32秒)

Re:Re:いろんな人生(1/14)  
ヅ:OVA  さん
miraicciさん<br>>いい集まりだねぇ。早くこのメンバーに入りたい。<br>この冬休みには思い切って行っちゃおうかなどとも<br>私の心の中では考えていたのだけれど<br>---<br>それは、すごいことです!<br>腰抜かしてたかも!<br>--<br>>まさか体調崩すとは。健康に過信は禁物なのよねー。<br>-----<br>彼女もいってた、「健康なひとほど、大病する」って<br>お互い気をつけましょう。<br>パニック障がいぎみのほうはいかがですか?<br>ミライさんの思い出の曲アンルイスも、それなんだよね。<br>どうも、冬は、自律神経にもよくないようです。<br>うちのスタッフもちょっと落ちぎみです、、、。<br> (2004年01月18日 20時41分20秒)

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