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2024/05/18
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カテゴリ: 美術 絵画 教室



描けば描くほど描く技術が上達するということがKONさんの作品を見て感じます。
 この猫ちゃんはまるで生きていて今にも動き出しそうな感じです。それ程、猫をリアルに描くことができはじめたということでしょうか。

 リアルに見えてくる猫の表現にKONさんは2点、とても気をつけて描いたことがわかります。
 1点は 目の表現です。特に目の中に見える光 です。制作者が実物の目の色を表現しても、そこに光を感じなかったら何も感じないでしょう。そこに光を感じ、特に ハイライト(光の反射)の表現 に気をつけて描くと動物、自然、或いは人間の表現にしてもそこに 命という大事な鼓動 が生まれてきます。
 この場合猫の目に見えるほんの僅かの白い点が光の反射になります。僅かのタッチですが絵の表現の中ではとても大きなパワーを生み出しました。お見事です。
猫の毛並み でしょう。とてもリアルな毛並みを感じさせてくれます。ではこの毛並みをどうやって表現したのかという疑問がわいてきます。猫の毛を1本1本丁寧に描いたのか?と思わせますが、KONさんはそういった時間のかかる緻密な作業はしていません。 筆の使い方、絵の具の塗り方(ここではウエット オン ウエット)という技術 を使っています。乾いていない下地の色と新しい色を画用紙の上で塗り重ねながら表現する方法です。パレットの中で色を完全に作ってから表現するということではありません。この方法は印象派、表現主義といった絵画にもよく使われ、また抽象絵画の表現にも応用できる方法です。

 この 猫の毛並みと目の光 がこの作品を生き生きと輝かせた大きな要因だと思います。

 猫と背景とのコントラストも良い感じになりました。猫のリアルさと背景との雰囲気の違いがより一層、猫を引きだたせているのかもしれません。近くにいる猫はディテールがはっきり見える感じ、背景はぼんやりと遠くに見える感じの違いがうまく画面を作っているのかもしれません。
 ここで注意しなければならないのが、 画面の統一感 です。描く対象物と背景が分離してしまうと画面の統一感が失われてきます。KONさんは画面の統一感を作るために 猫と背景の流れを一体化させる ことを試みたようですね。 背景から猫に流れる、猫から背景に流れる構図 を作って画面の一体感を生み出そうとしたのでしょう。

 KONさんは大好きな猫を描きながら、どうすればもっと良い表現になるか、様々な新しいことにチャレンジしてることが見て取れます。

 よく頑張りました、KONさん!





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Last updated  2024/05/18 10:24:45 AM
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