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このカメラは発売後約45年経過している、この時代の日本カメラの殆どか遮光材としてモルト(スポンジの一種)が使われていた、現在そのモルトは劣化して粉状に成り飛散して故障の原因に成っている、その上に完全な油切れ、グリースは固化している、動くカメラも有るが正常とは言えない、このカメラは全てが当て嵌まる。
分解は簡単なカメラです、まず上カバーを外します、写真A矢印ネジを外します、写真Bフイルムに入る2又に成った所にドライバーの軸を入れます、巻き戻しハンドルを反時計方向に回します、ハンドルが外れます、ワッシャーが一枚同時に外れます、紛失注意、写真Cその下にネジ2本外します、上部カバーは此だけで外れますが、外すとスプリングが1個落ちて来ます、紛失注意です、シャツターのボタンもはずれます、ストロボの配線が接続されていますので外します。


次に下カバーも外します、ネジ2本です、外しますと、巻き戻しの時に押すボタンがホロリと取れます。

写真は劣化したモルトです、砂状になっています、分解の振動でバラバラと落ちて来ます。
モルトの使用箇所は此処だけでは有りません、根気よく注意しながら剥がします、剥がし終わったらアルコールで残りを綺麗に拭き取ります、時間の掛かる面倒な作業です。

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