Freepage List
シャツターユニットと巻き上げ装置の関係
組み立てで一番難しい部分です、この部分の組み立てを間違いますと色々な不具合が発生します、同時に面白い現象も発生します。
緑色線はギヤーと巻き上げ装置が見えない内部で軸で繋がっている事を表示したものです。
写真赤矢印は2枚目写真赤矢印のギャーと結合します、しかし単に結合しても正常な動作は致しません。
ギャーを逆転させて停止した位置が組み立て位置に成ります。
シャツター幕の位置、ミラーリターン信号カム、この位置が正常な事が必要です。
この部分を理解すれば何故組み立てに注意が必要なのか判ります。
abcdの順番に組み立てます、bの歯の部分に注目です、斜めに歯が有ります、cに下から入ります、つまり巻き上げる時は歯が穴に掛かり軸は回ります、逆に戻る時は歯に乗り上げ戻ります、つまり片方向にのみ回るワンウェイクラッチと言われる構造です、珍しいのは360度を4分割した穴を使っている、つまりスタート位置はこの穴に入った位置に成ります、是が正しく無いと巻き上げの不具合が発生します、Pen
Fの場合は2回巻き上げですがそれが2.2回に成ったりします、Pen FTの場合は1回巻き上げですがそれが1.7回巻き上げに成ったりします

此処まで分解した場合組み立てて一回で正常動作はまず無理です、恐らく数回はやり直すでしょう、大変組み立ての難しい部分です。
いま修理にお預かりしている物は持ち主が有るプロの修理屋にオーバーホールに出した、Pen FTです、FTは1回巻き上げです、所が完成して帰って来たら1.7回巻き上げで帰って来た、つまりこの部分を理解していない、結構組み立てに手こずる部分です。
Pen F の機構詳細 その5 2007年10月11日 コメント(1)
Pen F の機構詳細 その3 2007年10月05日
Pen F の機構詳細 その2 2007年10月04日 コメント(2)
PR
Comments