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【内容情報】中国、唐代末期。師の元で武術と兵法を学んでいた朱温は、全土を揺るがす黄巣の乱に参加。数々の試練をくぐり抜けていく。五代十国という動乱を切り開き、後梁を建国した朱全忠の若き日の苦悩と成長を鮮やかに描く。第12回歴史群像大賞最優秀賞作。 前に日本ファンタジーノベル大賞受賞作の『僕僕先生』を読んでとても期待して読んでしまったのですが、この作品は『僕僕先生』では作者の魅力であった“淡白さ”が悪い方向に出たように思えました。ファンタジー要素もなく、さくさくとあっさり進んでいく、悲しい物語。時代に相応するだけの緊迫感もいまいち感じられなかったし、対人関係だけでなく、戦いや兵法にも臨場感というか迫力というが感じられずに惹き付けられなくて、運命だけはやたらとあっさり進んでしまう。結局は、なんのために戦っていたんだろう?って感想。悲劇が嫌いだからかもしれないけれど、おもしろさは感じなかったのに、読後に嫌な気持ちだけが残った。思い入れできる登場人物も特にいなかったからか、漢字の名前がいまいち覚えられなくて、頭も疲れた。自己評価★★夕陽の梨-五代英雄伝-著者: 仁木英之 出版社: 学習研究社 サイズ: 単行本ページ数: 288p発行年月: 2008年05月
2008.07.28
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北京を舞台に、ヴァイオリンを通して貧しい父と子の強い絆を綴った心暖まる感動ドラマ。中国の田舎町でコックとして働くリウの望みは、息子チュンを立派なバイオリニストにすること。コツコツと貯金し、北京で開かれるコンクールに出席するが……。途中から見たんですけど、もうグッときました!!親子の愛情、というか特に父親の愛が凄くって、ラストは泣けました。全体的に静かな映画だけど、ヴァイオリンを弾いている時の対比が印象的です。中国映画って初めてみたんですけど、凄い良かったです。背景の北京の町並みも、素敵でした!ちょっと違うかもしれないけど、リトルダンサーが好きだった人は結構好きなんじゃないかなって思いました。自己評価★★★★★北京ヴァイオリン 制作国 中国 2002年監督: チェン・カイコー 出演: タン・ユン (チュン)/リウ・ペイチー(リウ)/チェン・ホン (リリ)/ワン・チーウェン(チアン先生)/チェン・ホン(リリ)/チェン・カイコー (ユイ教授 )
2006.12.22
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