みちゆく読書・映画日記

みちゆく読書・映画日記

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2009.05.30
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カテゴリ: 小説



人や物の「記憶」を読み取れるという不思議な力をもった姉の鈴音と、お転婆で姉想いの妹ワッコ。固い絆で結ばれた二人の前に現れた謎の女は、鈴音と同じ力を悪用して他人の過去を暴き立てていた。女の名は御堂吹雪─その冷たい怒りと憎しみに満ちたまなざしが鈴音に向けられて…。今は遠い昭和30年代を舞台に、人の優しさと生きる哀しみをノスタルジックに描く、昭和事件簿「わくらば」シリーズ第2弾。


前作がとても好きで待望の続編だったのですが、期待しすぎだったのか少しがっかりしてしまいました。
不穏な空気を持った新しい登場人物の薔薇姫も、盛り上げて登場した割に以外と出番も少なく、謎も明かされず……次巻があるんでしょうが、読んでいてどこか肩透かしを食ったような気分でした。

今までと同じ短編連作スタイルですが、前作で好きだったノスタルジックで切ないけれどやさしいという雰囲気が減ってしまったようで、悲しい出来事を鈴音の能力で解決という、ただ昭和が舞台のライトミステリーのようになってしまったように感じました。

また次回作に期待します。

自己評価★★★

わくらば追慕抄

著者: 朱川湊人
出版社: 角川書店 /角川グループパブリッ

ページ数: 358p
発行年月: 2009年03月






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Last updated  2009.05.30 22:56:13


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