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2005年05月03日
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東京駅を出る。やっぱり少し、仙台より暑い。国道1号線を歩く。左手には皇居の御堀が続いている。大手企業の本社ビルが続く。丸の内を抜け、大手町に入る。読売新聞社などが立ち並ぶ、箱根駅伝のスタートの場所だ。その斜め向かい。とうとう私はその建物を目の前にした。「やっと辿り着いた。」私は今までのことを思い出しながら、少しの間立ち尽くした。

4Fでエレベーターを降りると、社員の方が出迎えてくれ、小さな部屋に案内された。エアコンの効いた、応接室みたいなところだ。「少々お待ちください。」私は部屋に一人残された。窓外に視線を移してみる。なんとなく、自分がその場にいることを、信じられなくもあった。

しばらくして、ドアをノックする音。4人の社員が現れた。名刺と共に自己紹介が行われる。まだまだ、私にとっては不慣れなことだった。私たちは腰を下ろした。机の上に名刺を並べる、人事グループAM、GM、副長、チームリーダー…その時になって、慣れない挨拶に一生懸命で、全員の名前と役職を何も覚えていなかったことに気がついた。手には汗が滲んでいた。

私は内定を受諾する旨を伝え、誓約書にサインをした。そして最後に、全員と固い握手を交わした。「一緒に頑張りましょう!!」「……よろしくお願いしますっ!!」小さな部屋が、笑顔で溢れた。喜びとともに、責任、そして自分の中の意志が更に強くなることを感じた。半年間、就職活動を続けてきたが、その時初めて、来春社会人になることを強く実感した気がした。





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最終更新日  2006年05月07日 09時58分56秒
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