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2005年09月09日
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カテゴリ: ネタバンク。
8月の終わりの晴れた日の午後、ある店で買い物を終え車に戻る。

荷物を助手席に置き、エンジンをかけ、冷房を少し強めて車を出そうとすると、車の前を別の車がふさいだ。
黒く光ったボディ、窓にはスモークが貼られている。

私の車の運転席には容赦なく太陽が降り注いでいた。
なかなか動かない黒塗りの車、暑さも手伝って流石にクラクションを鳴らそうかとしたとき…
更に同じ種の車が2台、駐車場に入ってきて、最初の車の後に並ぶようにして止まった。

その瞬間、一斉に車のドアが開いた。

そして…後部座席のドアを素早くしかし丁寧に開いた。
出てきたのはやや高齢の男。
列をなしていた数人が、その高齢の男を取り囲み、また別の者は店のドアを開き道を確保した。
結局、私が買い物を済ましたその小さな店舗に、10人を超える男たち全てが入っていった。

するとようやく、向きを変えるためであろうか、3台の車が動き出した。
目の前を通り過ぎていくその車を見ていると、運転している男と目が合いそうになった。
(トラブルになるのはマズイ。)そう思った私は、素早く自分の車の助手席の方に目をそらした。

そこには…

数分前に買った、その箱が太陽の光を受け、眩しすぎるほどに輝いていた。
「みんなから愛される」そのドーナツは今年、35周年を迎える。





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最終更新日  2005年09月09日 11時51分35秒
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