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2017年03月29日
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(墨絵:朝野家社長/朝野 泰昌)

春の終わりが近づくと、着なくなった厚手のセーターやコートをしまう作業が待っていますね。

ひと昔前までは、茶箱(ちゃばこ)を衣裳ケースに使っていた家庭も多かったのではないでしょうか。茶箱は、その名の通り日本茶の茶葉を詰めて、産地から消費地に運ぶための大きな木の箱です。

外側は杉の木が使われていることが多く、内側には湿気を防ぐためにブリキが張ってあるのが特徴です。湿度の高い日本の気候に合わせ、乾燥させた茶葉の品質を損なうことのないよう工夫された、先人の知恵の賜物でしょう。

昭和30年代頃までは、役目を終えた空の茶箱をお茶屋さんから安く譲ってもらうことができたため、多くの家庭で再利用されていました。着物やセーターなどを畳んで茶箱に入れ、虫除けのナフタリンと一緒に保管していたら、その匂いが衣類についてなかなか取れなかっという思い出話もよく聞きます。

茶箱は、湿気を嫌う衣類や食品、ひな人形やカメラなど大切なものを保管するのに便利ですから、今でも愛用されている方は、きっといらっしゃるでしょう。

また、最近は若い人たちの間でも、木の温もりがあるインテリアとして人気があるとか。お茶屋さんで譲ってもらうのは難しいようですが、インターネットなどで購入できるそうです。

収納力に優れ、見た目もおしゃれな茶箱は、押し入れの中ではなく部屋のインテリアとして、再び活躍する時代がやって来たようです。

*朝野家・香りの散歩道』は朝野家提供 で、毎週水曜日FM山陰(16:55~17:00)放送、日本海新聞・大阪日日新聞に掲載されます。

また 朝野家ホームページ「朝野家・香りの散歩道」のバナー からもお聞きいただけます。





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最終更新日  2017年03月29日 08時00分11秒
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