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2005.07.11
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カテゴリ: 楽器
ひさしぶりに楽器ご紹介。


アイルランド伝統音楽において、この木製フルートは実は歴史が浅いようです。
クラシック音楽やブラスバンドで使われる金属製のフルートの前、
木で作られたフルートは、18世紀裕福な人たちの楽器だったそうで
その後金属製フルートが主流になってもやっぱり庶民には高嶺の花の楽器だったようです。
どのようにフルートがアイルランドの伝統音楽に使われるようになったのか、どのように庶民の手に渡っていったのか、僕が勉強不足で解っていません。
いまではこの音楽においてなくてはならない楽器のひとつになってしまいました。

特徴は、上の写真を見ればわかるとおり、ただの管と穴数個。

しっかり押さえなければ空気が漏れる。難しそうだが(難しいんだけど)ただの穴であるがために使えるテクニックも多数あります。ロールやクランから、穴を半分押さえて半音をだしたり、穴を開閉を連続させてヴィブラートをしたり。やりようによっては何でも出来そう。
演奏者は多いですが、やっぱり有名なのはチーフタンズのマット・モロイ。超人的な肺活量を利用して空気を送りつづけ指で装飾音をつける演奏法「パイピング・スタイル」を確立した人で、その後この演奏法が大流行。
ルナサのケヴィン・クロフォード、ポール・マグラッタン、Flook!(スコットランド)のブライアン・フィネガン、カパーケーリー(スコットランド)のマイク・マクゴールドリック、などなど名演奏者多数。
パイピングスタイルではないが、初期チーフタンズのマイケル・タブラディも素朴なフルートで味わい深い。アクセントの効いた北部スタイルのデシ・ウィルキンソン(クランなど)もカッコイイ。

上の写真はキーのないノーマルタイプのD管ですが、いろいろキーを増やすこともできます。笛口と逆の2つの穴は、キーをつけてそれぞれ塞げばD♭とlowCを吹くことが出来ます。他にも途中に穴あけてFナチュラルやG♯など付け加えます。
素材の問題。僕は木について詳しくはないですが、黒檀が多いようです。他はウォ-ルナットとかもあるのかな?あんまり軽い木だと音も軽くなってしまうようです。実際軽い木で作られた安価なフルートを見たことがありますが、音が軽いし音量も稼げない。やっぱりしっかり詰まった木材を使用したほうがいいようです。

憧れる楽器ではあるのですが、僕は音が出せないんですね…残念。
これは妻のメイン楽器です。

エーモン・コッター製(Eamonn Cotter)。製作者のエーモン・コッターさんはクレアの方で、ケーリーバンド・シャスキーンのフルーティストとしても有名。実は日本に出回っているアイリッシュ・フルートとしては一番数が多いのではないか?(不確かですが)
ちなみにエーモンさんのお姉さん、ジェラルディン・コッターさんも有名なホイッスル奏者兼ピアニスト。ホイッスル・ピアノ(アイリッシュの伴奏)とも教則本を出版してらっしゃいます。(日本でも入手可能)。この人のピアノ伴奏はピカイチです。

フルート、教則本などお問い合わせはグレンミュージックまで。


またまた長文お付き合いいただきましてありがとうございます。
次回も気長に待っててください(笑)





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Last updated  2005.07.11 13:27:09
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