びびあんシリマルダシ日記

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2009年12月23日
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ディズニーシーに向かう車内や、

恋煩いっぷりを散々披露した後、

「ダイスケ、オリンピックでやめる気でいるし」

というような話をすると、たいがい、

「え?何歳だっけ?23歳で引退するの?」

という反応をされた。


彼の場合、ケガで一年のブランクがあるので、
せっかくリハビリでここまで戻してきたのに即引退はもったいないってのはあるんだけど、

(← 細かいこというと、すぐ誕生日がきて24歳になるし)
フィギュアスケート選手にとって、決して早すぎるわけではない。


トリノで金メダルをとって引退した時の、アラカワシズカが24歳。
それでも、女子選手の金メダリストとしては最年長だったのだ。

同時期に引退したホンダタケシも確か24歳で、
まあ普通、そんなもの。

女子24歳、男子25歳ってのが、ギリギリかなってのが今のところの平均。

柔軟性が落ちていくし、規定時間を滑りきる体力がなくなっていくし、
他のスポーツに比べて、実は、活躍できる期間が相当に短いスポーツなのだ。




なので、今回の全日本選手権最年長となる
男子ナカニワケンスケ、女子スグリフミエの28歳ってのは、



いや、褒めてるんじゃないんです。


もちろん、ただ続けるだけだったら何歳になろうが滑っててかまわないけれど、
オリンピック目指しちゃうってのは、正直、端で見ていて痛々しい限り。


他のスポーツ同様、確かにフィギュアでも選手生命って延びてきていて、
グランプリシリーズに出場するクラスの外国の選手でも、28歳、29歳って人もいないではない。



(← それでも、国際大会での成績はずるずる落ちていくことは否めなく)
次から次と、強い選手が育って来ている今の日本では、
自分を抜き去っていく後輩たちの背中を見送り続けることになるだけだ。



トリノのアラカワシズカ金メダルに置いてきぼりにされたスグリが、
「この借りはバンクーバーで」
と、やめられなくなったその気持ちは、わからないわけではない。


しかし、しかし、
全盛期と比べて、自分の力がガクンと落ちているのは、
彼女自身もわかっているはずだ。


そして、時代はかわってしまった。


絶対条件として、5種類の3回転ジャンプ+確実な2回転以上のアクセル。
勝つためには、3回転+3回転のコンビネーション。

ジャンプ以外の要素でだって、多彩なポジションのきれいなスピンや、
スピード感のあるステップは、トップ選手ならみんな持っている。


全盛期の力を持ってしてでも、彼女が世界のトップに立つことは、
もはや難しいことなのだ。


あちこちケガをしたこともあって、
今季は特に調子があがらず、得意のはずのスピンでさえ、レベル1を並べてしまう始末。


トリノのころまでは、本当に好きな選手で、
心から応援していただけに、今の彼女の姿は、見るに耐えない。



が、それでも、スグリはまだいい。


一度は世界のトップを見た人なのだし、
昨年の全日本のような奇跡をときおりおこして見せるし、
それは、自分でも夢見ちゃってあきらめきれないってのはあるよね、と思うけど。



ナカニワには、ちょっと驚かされる。
(← つーか、この段階で「誰?」と思う人大多数と思われ。
   つまりは、そのクラスの選手ってことです)


私の好きなタイプのスケートを滑る選手で、
だからこそ、オダのいない2007全日本では、
ぜひ3位になって、初の世界選手権出場をもって気持ちよく引退してもらいたいと、
(← この時、すでに26歳だったからね)
だいぶ思い入れをこめて応援していたのだけれど、
わずかの差で4位となり、号泣する姿にもらい泣き。


が、


何と彼は、その後、

「これが、バンクーバーオリンピック選考会でなくてよかったと、今は思う。
 オリンピック出場に向けてがんばります」

と、言い放っていた。


えーっと。。。(-_-;)


どんだけ現実が見えてないドリーマーなんだって話です。

そして、本当に今年までがんばっちゃってるんだから、もう。


世界選手権の3枠目を争うことができたのだって、
それはたまたまオダが欠場したからであって、
3強がそろった大会で勝とうなんて、
なんというか、竹やりで戦闘機にむかって行くかのような。。。


だって、今季のオリンピック男子シングルはおそらく250点あたりの勝負になりそうな気がするわけで、
国際大会でのパーソナルベストがようやく180点そこそこという彼が、
260点台という世界最高点を持つタカハシ、コンスタントに240点台を出してくるオダ、
230点台からさらに伸びようとしているコヅカをさしおいて、
どうして代表になれるわけがあろうか。


さらに、下が伸びてきちゃってるので、
補欠選考会も苦しいと思うのよね。



そして、フィギュアスケートは、勝てなければどんどん試合に出られなくなっていく。

国内を勝ちあがれなければ国際大会に出場できず、
世界ランクがさがっていけば、グランプリシリーズの出場権を失う。


現に、世界ランクを落とし続けているナカニワは、
今季、とうとうグランプリシリーズにでることができなくなった。


サッカーや野球のように(← プロと比較するのもなんだけど)
ポジションを替えたり、新しいチームにうつったり、
自分なりの居場所を探すことで、やろうと思えばいつまでも現役を続けられるってのとも、
ちょっと違う。

勝てなくなり、試合に出られなくなれば、
自然に現役続行の道が絶たれるのだから。



そんなわけで、全日本終了後のふたりの動向に注目。


「自分はもう無理だ」と認めるのこそ、勇気だと思うのだけど。
ふたりとも、好きな選手だけに、これ以上ジタバタしてるのを見ていたくないのだ。





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最終更新日  2009年12月23日 21時45分01秒
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