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【フェルンの杖】フェルンの杖は途中でクランク状に屈曲した太い木の杖で、長さは着ぐるみフェルンの身長と同じぐらい(165cm)。手持ち運搬のため全体を2分割すること、組みあがった状態で振り回して叩き付けても壊れないようにしなければならず、構造を考えるのにも共時間がかかりました。中心にダイソーのジョイントマットを組み合わせた骨格を作り、周囲をスプレー式の発泡ウレタンで盛り上げひたすら軽量に。削り出して形状を作り、表面は不織布とシーチングを貼り込み塗装仕上げにしました。分割部分はヘアムースの缶を利用し直径50mmの軽量で頑丈なジョイントを製作しました。杖の金具部分はポリA(サンペルカ)造形で不織布張りに塗装仕上げです。完成した杖の重量はほぼ1kgでした。クッションマットをG10Zでつなぎ合わせ、断面が十字になるような構造で強度と形状の維持を狙いました。ところどころにホールソーで穴をあけ軽量化と発泡ウレタンが喰いこむようにします。下の方は発泡不良を起こしましたが、ベタベタのうちに水を霧吹くとやや発泡し固まります。その上に改めて吹くと綺麗に発泡します。全体の形を作った後不織布とシーチングを貼り込む。塗装は水性のアクリル絵の具と、ワシンの水性ウレタンニス(半艶)アルミ缶スプレー缶によるジョイント部分杖の装飾部不織布キッチンクロスを貼る。黒で下地を塗ってから、シルバーを擦り付け塗り巻いた布は手持ちのアムンゼン。宝石はジョイントマット切り出しに塗装です。
2024.05.13
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今回の茶々丸製作においては本当に大量の接着剤を使用しました。用途も特性も類似した大手2社のセメダインSUPERXG(以下XG)とボンドウルトラ多用途SU(以下SU)ですが実際の使い勝手には若干の違いがあったのでまとめます。共通の特徴・無溶剤性(嫌なにおいが少ない)・無揮発性(密閉しても膨らまない)・超多用途(様々な素材に接着)・弾性硬化(固まるとゴム状)使用感の違い塗布時間について 今回は、EVAマットにストレッチエナメル(レオタード地にエナメルコート)を貼付けるという用途で、その際の条件は以下の通り。貼り合わせる素材 EVAマット:柔軟で多孔質だが通気性、親水性がない エナメル生地:柔軟で親水性があるが、通気性がない貼り合わせ形状EVAの三次曲面に2WAYのエナメルを引っ張りながら貼り込む 面積が広く布を通して塗りムラが露呈しやすいため、素早く薄く均一に塗布しなければならない。 貼り込み作業中は接着した面同士がある程度自由に動く必要があるが、密着後は速やかに固化しないとエナメルの弾力ではがれてしまう。 ここで重要なのが可使時間。SUもXGも空気中の水分で硬化するするためチューブから出すとしばらくは流動性があるがすぐに固まり始める。SUとXGは固まり始めるまでの時間に違いがあるのが大きな特徴だ。チューブから出して塗りのばすだけで固化に必要な水分を吸収し固まり始めるため流動性があるうちに塗布を終え、エナメルを貼り伸ばさなければならない。 このグラフは先週の作業時での状況だ。SUはXGよりも反応が早く素早く硬化を開始するため広い面積に時間をかけて塗り伸ばすには向かないが、固定時間が短く済み、通常の接着作業では作業効率が高い。XGは固まるまでの時間が若干長いため塗り伸ばし時間が長く取れるので広い面積に塗布しやすく、また貼り合わせ後に位置をずらすなどが可能だ。比較のためにG10ボンドは通気性のある素材同士を貼り合わせた「open」と今回のような通気性のない素材を貼った場合の「close」の硬化時間を載せた。 広い面積にエナメルを貼り伸ばすにはXGのほうが作業性がよく有利だ。
2008.11.18
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さて、現状でこんな感じで止まっているモモタロスの原型ですが、既に十分乾燥しています。これを元に面を作るのですが、作り方はいくつか考えられます。最終的な仕上がりから逆に考えてみます。モモタロスはレリーフ入りの甲冑と面は仕上がりが共通になっています。今回甲冑は発泡ポリのマット(サンぺルカ、EVAなど)にラリッサを貼って作る予定なので、面の表面も塗装ではなくラリッサ貼り付けで仕上げます。表面にGボンドで厚さ1mm弱のビニールシートを貼るので精緻なディティールは再現できません。モモタロスのデザインからも電王のようなシャープなエッジは必要なく、生物感のある曲面が出せればOKなので、面素体の表面精度はさほど要求されません。通常はこの原型から石膏やシリコンで雌型を取り、内側からFRPを積層するかキャストを流して作る訳ですが、今回は面自体も甲冑と同じソフトで軽量な素材で作ってみようと思います。多少の凸凹があっても逆に凄みを増すモモタロスだから可能な方法ですが、樹脂を使わないと言うのは、作業性の向上に繋がりますし、ソフト素材なので軽いうえに安全です。では次回は実際の作業工程をご覧頂きます。使う材料は以下の通りです。・軽い紙粘土等で作った原型・キャン☆ドゥのストレッチマット(厚さ2mm、EVA)・サンペルカ(厚さ1mm、発泡ポリエチレン)・ホットボンド、(ガンとスティック)
2007.04.18
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様々なブツ工作(着ぐるみ、小道具)でよく使う発泡ポリエチレンシート。いわゆる、サンペルカ、ポリA/B、PH9などを強力にくっつける接着剤ってないものか?コスプレ工作等をやっている人に取っては毎回課題になっていることと思います。大抵は、 ●Gボンド(G17、G10Z等)と呼ばれる黄色い合成ゴム系接着剤と ●ホットボンド(グルーガン使用)の二刀流なのですが、これらにも弱点が。Gボンドは溶剤が揮発して固まる物のため、完全に乾く前に広い面積を貼り合わせると内部が乾燥しなくなりいつまでもブヨブヨ状態で固まりません。また、本来ポリエチレンには接着しないので貼付ける面積が小さい場合乾燥した後でも剥がれてしまいます。ホットボンドは発泡素材には非常に強く深く食い付くため発泡素材同士の接着にはうってつけなのですが、一方がつるつるの物だとペロンと剥げてしまいます。また、可使時間が短いため広い面積に向きません。さらに溶剤や高温に弱く、夏の日差しに晒されたり、Gボンドと接触すると剥がれてしまうことがあります。そこで、かなり高級な接着剤を試してみたのですが、どうもうまく行きません。金属ノンスリップ(階段)やアンカーピンの接着にセメダイン PM165-R 170ml ▲セメダインPM165-R シリコン系 170mlで約900円 (ポリエチレン、ポリプロピレン不可の表示) 発泡面によくすりつけてから接着。24時間後に引っぱるとペロンと剥がれた。3M/スコッチ超強力接着剤プレミアゴールドスーパー多用途150g/8003 ▲スコッチ プレミアゴールド シリコン系 150gで約1400円 (ポリエチレン、ポリプロピレンともOKの表示) 同条件で接着テストしたが、24時間後に引っぱるとペロンと剥がれた。どちらも万能型強力をうたったハイパー接着剤なのに残念な結果!!!1400円あったらG17やG10Zが1kg買えます!!165はともかく、スコッチのはかなり残念!ちょっとメーカーに問い合わせてみます!あ、返事は夏休み明けになるかもね。
2011.08.12
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ダイソーかるーい紙粘土は中空発泡樹脂(発泡スチロールと同様に空気を含んでいます。ビーズクッションの中身の超微粒子版といったところか)を糊と水で練り固めたものです。粘土は左上の図のように中空樹脂同士をを糊がつなぎあわせてるような状態になっています。(厳密には糊粒子も変形します)乾燥すると、右上のような状態になり水に浮いていた状態の糊同士も密着し全体が収縮します。このとき粒子同士のくっつく力は最大になるので一番丈夫な状態です。ダイソー粘土が乾いたときに弾力を持つのは中空樹脂自体に弾力があるためゴムの様になるのです。この中空樹脂を石粉に置き換えるとファンド等の石粉粘土になり、糊と水分の量を加減することで密度が変わり硬さと重さが変化します。 一度固まった粘土は水分を加えると再び糊粒子が自由に動くようになり練り直しが出来るようになります。しかし、糊の一部は水に溶けて流れ出し、粒子を繋ぎ止めておくことが出来なくなります。水に濡れた粘土がもろくなるのはこのためです。 粘土にラッカーやポリエステル樹脂を染み込ませると、樹脂が粒子の隙間に入り込んで固まるため、より強く固着します。粘土に樹脂を染み込ませるには粘土自体の密度が低くなければなりません。つまり、固まった状態でも粒子の隙間が広い粘土が向いているわけです。パルプが混ぜられている粘土は繊維が複雑にからみ、内部に隙間が出来やすいため樹脂が良く染み込みます。とはいえ、実際に樹脂が染み込むことが出来る深さは1mm以下なので樹脂掛け強化には限界があります。 ラッカーや樹脂を染み込ませるメリットは強化よりも表面の防水と削れ防止です。表面がコーティングされるので塗装や接着が楽になりますし、防水することで糊の流出を防止出来るため強度低下を防ぐことになります。※これらは私が独自に調査したものであり成分や性能を保証するものではありません。
2005.09.21
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彼と最後に会ったのは去年の7月中頃だ。奈良と大阪へ行く途中なので立ち寄ったのだ。「遠かったやろ?」と笑顔で出迎えてくれた彼は全く元気そうだった。「遠い?駅前じゃんここは(笑)」「その距離とちゃうわ!ま、上がったって」実は昨日湯治から帰ってきたばかりだと言う。タイミングが良かった。「暑かったやろ?冷たいもんでも食べて」「ありがと」「あー気にせんといて、俺何も食えんし。これが俺のゴハン(笑)」そう言って細いチューブで繋がった携帯輸液装置を見せてくれた。「飲み食いがあかんだけで、全然元気やねん。」私は自分の近況を話し、今は就職も難しいし、フリーでやるしかないかもなと言うと、「なんとかなるんちゃうの?オマエなら(笑)」と笑い飛ばしてくれた。情のあつい、明るく正義感の強い男だった。去年は帰ってきたばかりだったが、今回は昨日旅に出た所ですれちがってしまった。ずっと行きたがっていた、さいたまの鉄道博物館には行けただろうか。
2009.07.02
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