2007.01.04
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カテゴリ: 重い月
それは  ある夜の事でした。

田吾作が   歩いていると


女の人が倒れていました。


大丈夫ですか  と声をかけ


小さい家に 連れて帰りました。



女の人は 元気になりましたが  



ここで 暮らすことにしました。女は 雪と言いました。



こんばんは



とっても 働き者で  口うるさい姑ににも  よく 耐え

田吾作のイビキにも 歯ぎしりにも 耐え





1つだけ  男の悩みがありました。


雪は 体が とても 冷たいのです。


男は  雪に 風呂に入るように 勧めましたが


雪は どうしても いやだと 言いました。


でも   どうしてもと 勧めるので


決して 私が 風呂に入るところを 見ないでと 固い約束をしました。




ある日のこと  雪の風呂が あまりにも 長いので


こっそり 中の様子を こっそり  ちらりと 見ましたが


怒られたので



みんといてー



なんだ   お風呂が ぬるいのかなと



田吾作は どんどん 薪を 燃やしました。






もう  いい頃かと 風呂を 覗いて見ると



雪の姿は どこにも 見当たりませんでした。


ただ  帽子が 1つ  お風呂場に 残っていましたとさ






オラです。


今度の土日は 雪が降るらしい

なんか 嬉しいなあー







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最終更新日  2007.01.04 22:49:38
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