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火星と生命体探査
フェニックス2007年4月に打ち上げられ、2008年5月25日に火星の北極地域に着陸した。この探査機は火星の地下の土を掘り出して調べることができ、その結果、火星の地下に氷が存在することをはじめて直接確認した。また、火星の土壌を詳細に分析し、様々な成分が含まれることを明らかにした。雪が降ることを確認するなど、気象についても多くのデータを残した。本来は3ヶ月の探査計画であったが、延長され、約5ヶ月にわたって探査を続けた。2008年11月11日、電力不足などのため交信が停止、探査は終了した。
マーズ・リコナイサンス・オービタ
最大解像度1メートルという高解像度カメラを搭載し、火星表面を観測する周回衛星。2005年8月12日に打ち上げられ、2006年3月10日に火星に到着した。2008年9月現在も探査継続中。
マーズ・リコナイサンス・オービタの活動
火星の南半球に巨大な地下氷河、NASA探査機が発見
マーズ・エクスプロレーション・ローバー
「スピリット」と「オポチュニティ」という2台のローバで構成される探査。2003年6~7月に打ち上げられ、2004年1月に着陸。火星での水の痕跡を見つけるなどの成果を挙げている。当初の3ヶ月という予定をはるかに超え、2008年9月現在も活動継続中。
2001マーズ・オデッセイ
1998年に行われるはずだった探査を再編して行われている探査。2001年4月に打ち上げられ、同年10月火星に到着。火星の周りを周回しながら2008年9月現在も探査を継続中。火星に水が大量に存在することを示唆するデータを取得した。
マーズ・エクスプレス
ヨーロッパ初の火星探査機。2003年6月に打ち上げられ、2004年1月に火星に到着。周回探査により、火星の高精度の写真を地球に送り続けている。なお、一緒に向かった着陸機「ビーグル1」は行方不明。
火星の洪水跡「マンガラ谷」
欧州宇宙機関(ESA)は2008年9月26日、マーズエクスプレスに搭載された高解像度ステレオカメラが07年3月21日に撮影した火星表面の洪水跡の河床地形「マンガラ谷」の画像を公開した。 過去のミッションマーズ・グローバル・サーベイヤ1996年に打ち上げられ、1999年から約7年間にわたり火星軌道を周回。最大解像度2メートルという高精度のカメラにより、火星の地表をくまなく撮影し、火星表面に水が流れたと思われるあとが多数存在することなどを見つけ出した。2006年に探査機の故障により探査中止。
マーズ・パスファインダ
火星に着陸するだけではなく、着陸場所の周辺を動き回ることができるローバを搭載した世界初の探査機。1996年12月に打ち上げられ、1997年7月4日(=アメリカ独立記念日)に火星に着陸。約2ヶ月にわたって探査を行い、合計で約1万8000枚の写真を撮影して地上に送信してきた。
バイキング
生命探査を目指してアメリカが打ち上げた探査機。火星に生命がいることを想定して、それを検出するために特別に設計された装置を搭載していた。2機の着陸機から構成され、1975年に打ち上げ、1976年に火星に到達した。生命探査の結果は否定的なものではあったが、それ以外にも地表の写真や周回機からの火星の高精度写真などを数多く送信し、火星を科学的に明らかにすることに大きく貢献した。
マリナー
いわゆる「マリナー」シリーズは、火星を含め、金星や水星など、外惑星を探るための探査計画であった。その中でも、マリナー4、6、7号が火星に接近して、9号が火星のまわりを周回して探査を行った。マリナー4号ははじめて火星の近接写真を地球に送り、火星がクレーターだらけの月に似た地表であることを明らかにした。9号は火星表面の写真を人類史上初めて精密に撮影し、火星のマリネリス峡谷やオリンポス火山など、巨大な地形が多数存在することを発見した。
マルス
旧ソ連の火星探査機。合計7機打ち上げられ、火星の地表だけでなく、大気や磁場などの観測も行った。2、3、6、7号では着陸探査が計画され、3号が着陸に成功。
失敗に終わったミッション
のぞみ
日本初の火星探査機として、宇宙科学研究所(当時。現在JAXA宇宙科学研究本部)が開発。1998年7月4日打ち上げ。火星上層大気の探査を通し、火星から水が失われている様子などを探ることを目的とした。しかし、1998年12月に、「スイングバイ」と呼ばれる軌道の制御に失敗、軌道を変更して2003年に火星に到達する目標へ変更したが、その途中、2002年4月に、太陽フレアの直撃を受けて制御コンピュータが故障、そのまま復帰することなく、2003年12月、火星のすぐそばまで到達しながら火星周回軌道への投入を断念した。
マーズ・ポーラー・ランダ
火星の気象などを探ることを目的にした探査機。1998年に打ち上げ、1999年12月、火星大気突入寸前に行方不明。なお、この探査は後の「フェニックス」に受け継がれることとなる。
マーズ・クライメイト・オービタ
マーズ・ポーラー・ランダと共に、火星の気象を探るための探査機。こちらは周回機である。1999年9月、火星周回軌道投入指令後に消息を絶つ。
マーズ96
ロシアが火星の地表、地下などの探査を目指し、ヨーロッパなどの協力も得て開発した探査機。周回機や気球など様々な手段での探査を目指していた。1996年に打ち上げられたが、打ち上げ直後に地球に落下し、失敗。
マーズ・オブザーバー
火星を周回し、超高精度で写真を撮影することを目的として、1992年にアメリカにより打ち上げられた。しかし、火星周回軌道に入る直前の1993年8月、原因不明の理由により探査機からの通信が途絶した。
将来のミッション
マーズ・サイエンス・ラボラトリー (MSL)
2011年10~12月打ち上げ予定。当初予定の09年9月から延期。火星に着陸し、地表の様子などを調べる。
フォボス・ソイル
ロシアが計画している火星探査計画。中国が参画するという情報がある。
エクソマース (ExoMars)
ヨーロッパが計画している火星探査計画。2010年代前半に実施される予定。
メイバン (MAVEN)
火星の上層大気などを探査する計画。2013年末に打ち上げられる予定。2008年9月15日、NASAにより探査計画に選定された。
<参考 月探査情報ステーション - 火星・赤い星へ - 火星探査ー赤い星への挑戦 > 火星の基本情報火星は、太陽から4番目の惑星で、7番目に大きい惑星。
太陽からの距離: 227,940,000 km (1.52 AU)
直径: 6,794 km
質量: 6.4219e23 kg
《火星の地形》
火星表面の「南半球」は古くてクレータが多く、ほとんどが高地。「北半球」の大部分は若くてクレータが比較的少なく、「南半球」より数キロメートル低くなっている。火星の多くの場所に侵食作用の痕跡があり、過去のある時期、液体の水が地表面に存在していた。侵食された河床地形の年齢は約40億年と推定されている。
《火星の大気》
火星の大気は非常に薄く、大気の大部分が二酸化炭素(95.32%)で、その他に窒素(2.7%)、アルゴン(1.6%)、酸素(0.13%)、一酸化炭素(0.08%)などで構成されている。時には砂嵐が発生することもある。
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