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「長年の間、例えば生徒に宿題を課す際、新たなスケジュールを作成しなければなりませんでした。しかし私が作成したカレンダーを用いれば、そうした不毛な作業から一切解放されて、もっと有益なことに専念できるようになるわけです。」
ヘンリー氏がデザインしたカレンダー「C&T(カレンダー&タイム)」プランは一年間を364日とし、すなわち年間を52週間に定めている。それぞれの月は30日から31日によって構成され、既存のものを5日分変更し、クリスマスの12月25日を日曜日と定めている。そして三月、六月、九月、十二月をそれぞれ31日とし、残りの月を30日としている。更に5年か6年毎にズレを解消するため、どの月にも属さない「エクストラウィーク(余分な週)」を設け、それを彼の敬愛するアイザック・ニュートンにちなみ「ニュートン・ウィーク」と名づけている。
「もしこの方法が採用されれば、人々はニュートンウィークでバケーションを取ったり、物理の研究やら色々な活動を行ったりできますね」博士は語る。
しかしまた、こうした博士の魅惑的な発明に対して一部では早くも反対の声が上がっているという。それは例えばこの人の誕生日は毎年水曜日、といったように誕生日の曜日が一生確定されてしまうからである。しかし博士はそうした反対に対しても動じることなく、「それなら、次の土曜にするとか、前の土曜にするとか適当に決めればいいんじゃないでしょうか」と飄々と応えている。またもう一つの問題としては、新カレンダーが採用された場合、いくつかの日がなくなる為、もはや存在しない日付(例えば1月31日)に誕生してしまった人がいることが挙げられるという。しかし博士はまた、そうした人々に対しては「1月30日にするか、何なら7月4日(水曜日)にでもすればいいんじゃないでしょうか」と応えている。
今回博士が開発したカレンダーに対し、ハーバード大学で科学史及び天文学を研究するオーウェン・ジンジャーリッチ博士は次のように語っている。「この新カレンダーは本当に便利なものになると思いますね。これまでにも何度か暦法改正運動はありましたが、そのいずれもがことごとく失敗に終わりました。なぜなら、現在採用されている七曜日制度は、一部の宗教関係者らにとっては、この上なく神聖なものだからです。これまでのものでは、例えば年末にどこにも属さない日を設けるとか、また過去には、フランス革命の後に1週間を10日とした暦が採用されたこともありました。今回のカレンダーは私の知る限り、七曜日制を踏襲した上で、なおかつ新しい素晴らしい提案だと思いますね。また参考までですが、例えばグレゴリー暦もすぐに浸透したものではありません。イギリスとその植民地でグレゴリオ暦が採用されたのはローマが採用してから200年後、1752年のことです。」
現在、ヘンリー博士は2006年1月(その日は博士のカレンダーと現在のカレンダーが共に日曜日を指す日である)から新たな暦を採用することを計画し、その賛同者を募っている。また更に、例えば米国東部の人間は1700時に昼食を取るといったように、今後は世界中でグリニッジ標準時を利用することを提案している。「便利ならば、人は採用してくれると思いますね。」博士はそう語っている。