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2014年07月24日
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カテゴリ: 分類なし
日本語は難しい。
外国人は良くそのように言う。
でも、実は日本人もチャント日本語を使っているかと言えば、必ずしもそうではないようだ。
「入試で最も使われる新聞」と自画自賛する日本の高級紙「某〇日新聞」でも、紙面をじっくりみていると、たまに、日本語の誤用の例が出てくることがある。
某新聞では、安倍晋三首相がイラスト入りのパネルを使いながら国民に「集団的自衛権」の必要性を訴えた5月15日の会見の後、朝○新聞は3回にわたり「首相の狙い」について特集した。
その1回目に、早速誤用を発見。
 記事は首相の「限定容認論」に説得力がないと指摘した上で〈政府関係者は、解釈改憲ありきで走る首相の姿勢を…と危ぶむ〉と書いている。
このどこが間違っているのか?みなさん気が付きましたか?
もちろん「~ありき」の部分です。

ここは、本来は「まず改憲ありき」とか「はじめに改憲ありき」と言わなければおかしいのです。
ありきの「き」は過去を表わす助動詞なので「改憲ありき」と使うと、「改憲があった」というただの過去形になってしまう。
つまりこの某新聞では、「単に解釈改憲があった」という事実を述べたことになってしまうのです。
この手の誤用は意外と多いです。日本人に特有の「省略」あるいは「言わなくてもわかるでしょ」のような態度がこのような誤用を生み出しているのかもしれませんが、やはり日本語として考えると、作者が言いたい意味と、実際にその言葉が意味するところが全く異なってしまうことになります。
見出しで〈原発ありき 残る不安〉と掲げたものもありました(2013年7月9日付朝刊)。
電力4社が出した原発の再稼働申請についてその拙速ぶりを懸念しているが、見出しの日本語を間違えてしまったのですね。
これじゃ、原発は過去にありましたよね。(今はもうないけれど・・・)とも取れてしまう見出しになってしまいます。
また、別の誤用ですが、例の成りすましメール事件関係で、〈「真犯人」自作自演か〉の見出しで、PC遠隔操作事件の被告が保釈中にメールを送っていた疑いがあることを伝えていました。
そして、同23日付の天〇人〇でも〈真犯人を装った自作自演のメール…〉と書いています。
自作自演とは、本来、自分で作った歌や芝居を自ら歌ったり演じたりすることを指します。
他人がやったように見せかけて自分でやることは、本来『狂言』というのが正しいはずです。

誤用が定着すればもはや誤用ではなくなるのが「生きた言葉・言語」です。
このような例は意外と多いです。
一生懸命(もともとは→一所懸命)、的を得る(的を射る)、全然大丈夫(本来「全然」のあとには否定の言葉が入る)。
「明るみになる」 →「明るみに出る」が正しい言い方。
「将棋を打つ」 →将棋を指すが正しい言い方。 打つのは囲碁。

(1)「本人の力量に対して役目が軽すぎること」
(2)「本人の力量に対して役目が重すぎること」
正しくは、(1)の意味ですが、(2)のように、「力不足」のような意味で使う方、意外と多いです。





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最終更新日  2014年07月24日 22時32分59秒
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