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2007年01月14日
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 現在のヒールアンドトーはクラッチを踏むのは一度だけである。クラッチを切ってギヤを低い位置に入れ替え、同時に一度アクセルをあおってエンジン回転を上げてからクラッチをつなぐ。この操作を右足でブレーキを踏みながら行なう。
 しかし、昔はクラッチは2回踏んでいた。つまり、ダブルクラッチという操作をブレーキを踏みながら行なうのがヒールアンドトーであった。操作を説明すると、1)クラッチを踏んでギヤをニュートラルにする。2)クラッチをつないでアクセルをあおってエンジン回転を上げる。3)再びクラッチを切って低いギヤに入れる。4)クラッチをつなぐ。以上をブレーキを踏みながら行なう。
 クラッチを2回踏むこの操作がダブルクラッチというもので、昔のバスの運転手は皆行なっていた操作だ。もちろんブレーキを踏みながらではないが。ダブルクラッチの意味はミッション内のギヤの回転差を合わせることにより、ギヤがすんなり入るようにするためだ。バスの運転手がダブルクラッチを使ったのはシンクロメッシュが付いていなかったからで、必要に迫られてのことだった。乗用車ではシンクロメッシュが入っていたが、昔はシンクロの耐久性や効きが充分でなかったので、レースのような急激なシフトダウン時にはこうした操作を要した。しかし、シンクロの耐久性も効きも非常に向上し、ギヤ自体の慣性力くらいは充分吸収できるようになったことから、ワンクラッチのヒールアンドトーになったのだ。年代的には75~80年代頃からだろうか? いずれにしろ昔を知っているものにとっては今のヒールアンドトーは楽だ。

 下は拙著「サーキット走行入門」。ドライビング理論もあるのでご参考まで







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最終更新日  2007年01月15日 14時13分39秒
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