2004年08月15日
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8/14日付の朝日新聞に掲載されてた、
ノーベル賞受賞の田中耕一さん(島津製作所質量分析研究所所長)の言葉から。
ノーベル賞受賞後の心境や、将来の目標について、話されていたのですが、
とにかく「自分は、受賞しなければ普通の技術者」と自分に言い聞かせ、
記念撮影やサイン、クイズ番組への出演などは、
「受賞しなくても頼まれたか」で受諾を判断するなど、
「ノーベル賞を受賞しなかった状態」を基準に、
いまも努力されているそうです。

テレビでよく拝見してたときも、
その表情やコメントなどに、浮き足だったところがなく、
ご自身の立ち位置をしっかり意識されているなぁという印象が強かったんですが、
紙面で紹介されていた言葉も、
とてもシンプルで無駄が一切なく、説得力に満ちたものばかりでした。

受賞まで、それまでさほど高くなかった自分への評価が、
受賞したと同時に急騰したことで
「ほとんどの評価はきわめて相対的だと実感」し、
また、「評価の多様性にも気づきました」
という田中さん。


 家族をはじめ親類や友人、近所の人々、上司、同僚、部下、顧客、
 学会の仲間ら周囲にいる人がすべて自分を「ダメだ」と批判することはない。
 1人くらい「いいよ」と評価してくれるものです。
 私自身は、できるだけゆるぎない評価軸を持とう、


『ゆるぎない評価軸』。
多勢がなんといおうと、たった1人の評価を信じる。
「コツコツ積み上げたことは大成功しない場合でも着実に残る。
 地道な努力を馬鹿にしたらだめだ」
と話す、田中さんの強さを感じさせる印象的な言葉でした。
“時の人”として、しだいに忘れ去ってしまうには、
あまりにも、人(人生の先輩)として魅力的な田中さん。
これからの発言にも、注目していきたいです。

そういえば、メジャーリーグで活躍するイチロー選手も、
「マスメディアの評価に左右されることはない。評価は相対的だから」という、
田中さんと同じような発言をしていました。
あえて比べてみれば、
仙人や職人のような風格と強さを備えたイチロー選手と田中さん、
それぞれが持つ雰囲気って、なんだか似てるような気がしてきませんか。
ぼくだけかなぁ?
田中さんの隠れファンって、けっこういますよね。多分。
ぼくも、そのひとりです。







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最終更新日  2004年08月22日 02時17分22秒
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