姫 ファイティングポーズ ★ リターン

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変化の2学期


2学期入って、2年生のクラスに本格的に介助員の先生が就いてくださる事になった。
夏休みの間に校長先生が教育委員会に掛け合ってくださったようで、真剣に素早く対応していただけた事に本当に感謝している。
実際、介助員を雇うと言うことは、財政難の中、かなり厳しい事だったようで、何度も教育委員会に足を運んでくださったという事の様だ。
若くて綺麗な先生で、子ども達に積極的に係わってくださるので、子ども達が慣れるのに時間は掛からなかった。


1号は2学期始まってすぐ、UC病院を受診した。
教育相談でのアドバイスもあり、受診に学校側から担任も同行した。

担任は以前UC病院の系列の発達障害児施設に勤めておられたようで、1号の診察に当たった院長とはお知り合いだったようだ。

診察は、プレイスペースのある広い部屋で行われました。
1号はプレイスペースで遊ばせておいて、その様子を見ながら小さい頃からの成長の様子・現在の様子・学校での様子を私と担任がそれぞれに話していった。
1号はボールなどを転がしたり、部屋いっぱいを使って走り回って遊んでいた。
医師は1号を呼び、イラストを見せながら1つだけクイズを出した。

「ここにAさんとBさんがいます。
Aさんはボールを持っていましたが、急にトイレに行きたくなりました。
ボールが転がって行ってはいけないので、☆印の箱と★印の箱のうち★印の箱にボールをしまい、トイレに行きました。
それを見ていたBさんは、少し意地悪をしてボールを☆印の箱の方に移してしまいました。
・・・さて、トイレから戻ってきたAさんは、最初にどちらの箱を覗くでしょう??」

1号は迷うことなく「☆の方」と指差して答えました。

「ありがとう。じゃあ、また遊んでいていいよ。」
1号が遊び始めたのを見て、「お母さん、こういう事なんですよ。結果はよく分かっているんです。
でも、それまでの過程を理解できていない。もの凄く簡単に言えば“空気が読めない子”なんです。
これを『高機能自閉症』といいます。
それと、1号ちゃんは見て分かるように、おもちゃの置いてあるプレイマットの上だけに留まらず、部屋いっぱいを使って遊んでいますよね。
本当はそこまでのスペースを使う必要が無いんですけどね。
お話と総括して『ADHD』の領域にも当てはまります。」

「あー、なるほどなぁ」と思った。全てがカチッと当てはまる。

『高機能自閉症』は日々の訓練しかなく、“人の気持ちを考える”“苦手な作文を克服する”という概念で日記を書く事で訓練していく事となった。
それと、毎日の目標・約束を達成されたらカレンダーにシールを貼っていき、10個貯まったら私と2人きりのご褒美デートをすることにして、やる気を起こさせる事にした。

『ADHD』についてはコンサータという“覚醒・集中”が12時間持続する薬を服用する事となった。

診察が終わって、担任と少しだけお茶をした。
「お母さん、原因が分かってよかったですね。
私は1号ちゃんを見ていて“そうじゃないかなぁ・・・”と思っていましたよ。」
私はムッとした。
“だったら最初から、それなりの対応をしろよっ”


その後の1号は明らかに変わってきた。

まず、連絡帳の書き忘れや忘れ物がなくなったのだ。
宿題も、始めると最後まで集中し続け、短時間で終える事ができるようになった。
学校でも立ち歩くといったADHDの症状はほとんど消えているとの報告を受けるようになった。
・・・これがコンサータの力なのだ。
嬉しい反面、これだけ激変してしまうほどの強い薬を飲ます事に不安も出てきた。
夜も9時には寝れていたのに、10時を過ぎても眠気が来なくなったりしていた。

しかし、今の状態を1号本人がとても喜んでいる。
「今日はドベにならなかった!!」と嬉しそうに学校の様子を話してくるようになったのだ。
本人が学校生活を楽しめているならいいか・・・と思うようにした。
だって、コンサータの説明は充分に受けているし、医師の指導のものに行ってるんだもんね。



【2009年10月】
1号は随分歯の抜け替わりが進み、少し歯並びが気になるようになって来た。
行き付けの歯科医も「矯正した方がいいかもねぇ・・・」と言われ、旦那・1号と相談し、矯正を開始した。
1号の場合、下の歯が1本早めに抜けてしまい、その歯が生えてくる前に歯間が詰まってくるので、それを防ぐのと、大きな歯がすんなり生えてくるように歯間を広げる事と、少しだけ顎が引っ込んでいるので、それを正常な位置に出す為に、就寝時と夕方に1時間、マウスピースを銜えることとなった。
コレを半年から1年間続けるのだ。

急にいろんな事を始めて、1号が辛くないか気になったが、意外とすんなり受け入れてくれている。
歯科医もとても1号の扱いがうまく、話もしっかり聞いてくれるので、楽しんで歯科通いができている。


3号は7・8・9月ののんびり会をお休みしていた。
7・8月は夏休みで1号を置いても連れてもいけないのと、9月は私の体調不良でお休みしたのだ。

随分間が空いたので心配だったが、3号はのんびり会の事を覚えていたようで、鯉の餌やりも、ミュージックケアもちゃんと“お約束”をなんとなく覚えていたのだ。

相変わらず、自由に走り回ってはいたが・・・(笑)




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