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私と同学年の医師が書いた本です。
小説としてストーリーに引き込まれるだけでなく、同じ年代に生きる人間として世の中に求められている自分の役割と葛藤を感じながらあっという間に読んでしまいました。
以前夏場に体調を崩して大学病院に入院した際、そこはまさに白い巨塔で、わたしは日々ベッドに横たわりながら天井を眺め、自分に対する無力感と医療に対する憤りを感じていました。
しかし、いざ自分が医療現場で働く身となってみると、志はどこへ、日々の激務に忙殺されてしまい、それが自分や身近な人の人生であったならば重大な生命の危機的状況の中にあっても、心がさめてしまっている自分に気がつきやっぱり無力感を感じています。
その中でやっと気がついたことは、
一番やってはいけないことは、
文句だけ言って、状況を一向に変えようとせず、他人のせいにすること
だということです。
たとえそれがどんなに理不尽で自分を被害者だといってみても、状況はひとつもよくならず、誰のためにもならないんだということに気がつきました。
被害者意識の中で生きていると、身近に起きているたくさんの感謝すべき奇跡を見失ってしまいます。
どうしたって時計の針は刻一刻と進んでいて、細胞は生死を繰り返し、徐々に減っていく中で、大事なことは何か。
そんなことを思い出させてくれる一冊です。
自分と家族の健康を守るホームドクターへ… 2010.10.03
アーユルヴェーダ育児学 2010.09.30
はじめてのアーユルヴェーダ 2010.08.04