主人と主人の両親と、阿嘉島へ行ってきました。
慶良間諸島の一つの島です。
世界でも有数の透明度を誇る海と聞いていましたが
聞きしに勝る美しさでした。
あんなに美しいものを見せられてしまうと
人間が当然の権利のように様々なものを汚して後始末をしない行為というものが
恥ずかしくなってきてしまいます。
沖縄に来てはっきりと見せつけられるものの一つに
「海の美しさは人口密度と反比例する」という事実があります。
南部から北部へ上がるほど人口密度は減り海の透明度は上がります。
初めて見たとき「しまった、南部に住んでいる場合じゃなかった!」と
声をあげてしまったほどでした。
離島はさらに桁が違います。
北野武さんが、自然を守ろうなんていうなら人間が絶滅するのが一番いいんだから、と
テレビでおっしゃっていて
実際、人間が生きることで汚さなければ
海も空もそれはもう、天国のように美しい。
自然を守りたい、なんていうセリフが戯言に聞こえてしまうほどです。
地球の元々の美しさが私たちに問いかけてくるのは
「地球を守る」なんていう僭越な考えではなく
「少しの間場所をお借りしている」という謙虚な居住まいなのではと感じます。
「美」は地球の大地もこの肉体もともに天からの借り物であるという智恵を
私たちに思い出させてくれます。
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