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アマチュア無線で、私がよく使う周波数は7Mhz帯と21Mhz帯です。この周波数帯は短波の領域で、電離層反射を利用しますので、電離層の状態が良い時には地球の裏側の方とも交信出来ます。
電離層の状態は太陽の活動と密接に関係していて、太陽の活動が活発になると、電離層の状態は、一般的に短波帯での無線交信に大変都合良くなります。
さらに、太陽の活動が活発になると、太陽表面の黒点の数も増えますので、黒点の数は、太陽活動度を示すバロメーターとして、我々に分かりやすく示してくれます。

※ 独立法人 情報通信研究機構H.P.より転載
黒点の数は、約11年周期で増減するサイクルとなっていて、今年は観測を始めてから24回目のサイクルのピークになると予想されていましたので、アマチュア無線家はおおいに期待しました。
ところが、この24回目のサイクル、黒点の数はあまり増える様子が見られません。全くダメだというわけではありませんが、散発的に黒点が出現するといった状況が続いていますので、短波帯の電波の飛びがよくありません。

※ 国立天文台H.P.より転載
17世紀から18世紀にかけて、約70年間もの長期間、黒点の少ない状態がしばらく続いたことがあったそうで、この時期は「マウンダー極小期」と命名されています。
この時期、特にヨーロッパでは、気温が低くなり、天候不順が続いたそうです。日本では徳川4代将軍「家綱」から6代将軍「家宣」の時代になるのですが、このような状態の再来ではないかと考える研究者もいるようです。
寒い日の続く北海道に住んでいると余計に、「もしかしたら、そうかも知れない・・・」なんて考えてしまいます。
「これから70年もこんな状態が続くのは勘弁してほしいです」とは言っても、私はそんなに生きていないですが。
一方では、人間の活動による地球温暖化も進んでいることも間違いないので、純粋に太陽活動の影響だけを取り出して研究するのは難しいでしょうね。
私がアマチュア無線を始めたのは1989年(平成元年)で、この頃は太陽活動のピークの頃でしたので、空の上を賑やかにアマチュア無線家の電波が飛び交っていました。
現在の私は、モールス符号オンリーの運用になっていますが、無線を始めた初心者の頃は、マイクを使って会話をしていました。
特に、当時の21Mhz帯は、交信数を競う競技に参加するよりも、会話を楽しむタイプの人が多かったので、九州や四国など西日本の方々と交信すると、色々と珍しい話が聞けて、これが楽しみでした。
「桜島が小噴火しました・・・」とか、北海道ではもう日が暮れているのに、「今、家のそばのテニスコートで、ボールを打つ音が響いています・・・」と、1時間も時差のある地域の方の話が聞けたりして、短波帯の無線って実に面白いものだと思いました。
現在はインターネット全盛で、スカイプのように顔を見ながら会話も出来る時代ですが、インタネットはあらかじめ用意された環境に依存したもの、一方、無線は自らが出した電波で意志を伝達するもの、インターネットとはまた違う味わいがあります。
私は、モールス符号の送信という単純な手段で、たとえかすかに聞こえる符号でも、なんとか意志を伝えられるという、この極めて原始的、原理的な方法に大きな魅力を感じています。
パンダがいなくなった 2018年06月30日 コメント(2)
あとからしみじみ思うもの 2016年07月19日 コメント(6)