はっきりいってライオンズ/レッズびいきです

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2006.10.11
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カテゴリ: 西武ライオンズ
西武の今シーズンが終わってはや数日。

少し落ち着いて来たので今シーズンの西武ライオンズについて振り返りたいと思います。
まずは投手編から。

今シーズンのピッチャー事情を考える上で最も重要だったのは抑えの問題でしょう。
昨シーズンまで抑えを務めていた豊田が巨人へ移籍し、大沼・張・小野寺ら数人の候補がいた中での開幕でした。
3月26日、開幕2戦目。大沼が1イニングで3安打・1四球で1失点。続く開幕3戦目でも同点の9回、大沼・星野の連続四球で出した走者を田崎が打たれ、サヨナラ負け。さらにさらに3月31日、2回を無失点ながら3安打・2死四球と不安定なピッチングが目立つ大沼が登録抹消となり、抑え争いから早々に離脱する形になりました。
チームはこの3月31日の試合を逆転勝ちするとそこから破竹の8連勝。この間に台頭してきたのが小野寺でした。
今シーズン3度目の登板となった4月1日にプロ入り初セーブをあげると、8連勝中の7試合で最後を締め、一気に5セーブの荒稼ぎ。連勝が止まった4月12日に9回に同点打を浴びるものの、翌13日にすぐに雪辱の6セーブ目。西武の新守護神=小野寺と確定できたのはこの4月13日のピッチングが大きかったのでないかと思います。
不安視されていた抑えというピースが早々に埋まったことが今シーズンの西武の躍進を支えた大きな要因の一つでしょう。


先発投手陣に目を移すと、開幕当初は松坂・西口・帆足の3本柱を中心に涌井・グラマン・宮越らがその間を埋めるような形でした。
エース松坂がWBC効果か、負けないピッチングを披露し、無冠には終わったがプロ入り後最高といってもいいシーズンを送った。6月9日には最速・最年少での100勝にも到達。その100勝を自らのホームランで祝うという離れ業も披露し、思い出の甲子園を湧かせた。
さらに西口も勝てない時期があったものの内容自体はそれほど悪くないベテランの味を発揮。5月6日には右投手としては最速となる1500奪三振を記録した。
両エースが力を発揮する中、柱の一人として期待された帆足一人が取り残される結果となってしまった。開幕当初は悪くない内容だが、なかなか勝てず、その後は中継ぎに降格し、ついには故障。
貴重な先発左腕が不在というのは終盤(とりわけプレーオフ)に響いたような気がしてしまう。
一方、帆足に代わって柱に台頭したのは2年目の涌井。開幕2戦目の先発に抜擢されると7回を1失点でチームに今シーズン初勝利をもたらす。その後も毎週日曜日に登板し快調に3連勝。1敗後の4月23日には7回先頭の鉄平に初安打を打たれるまでパーフェクトピッチングを披露し、終わってみれば打者28人をわずか2安打に抑え、プロ入り初完投を初完封で飾った。さらに8月19日にはチーム創設2000勝を決め、次代のエースに名乗り出た。しかし、中盤戦から後半戦にさしかかった辺りから突如崩れるという悪癖も顔を覗かせ、今後の課題を露呈した。まだまだ20歳。今後の成長に期待したいところですね。
松坂・涌井・西口の間を埋めた4本目・5本目の先発はグラマン・ギッセルの両外国人やルーキーの松永でした。
開幕当初はグラマンと帆足、中盤戦はグラマンとギッセル、終盤戦はギッセルと松永というように調子を落とした投手の代わりに別の誰かがあがってくるといういい循環が今年はできていました。昨年と大きく違ったのがこの点でしょう。
昨年は3本柱以外では河原2勝・涌井1勝・宮越4勝。今年はグラマン4勝・ギッセル6勝・帆足5勝・松永3勝と明らかに数字が上向いています。ある程度計算できる4本目・5本目がいることが今年の躍進につながったのでないかと思います。
来シーズン、エースの松坂のメジャー流失が予想されます。が、今年の柱だった西口・涌井に加え、帆足の復活・松永の成長で4本柱(しかも右2・左2とバランスもいい)となればその大きすぎる穴も埋めることは可能ではないかと思います。さらにグラマン・ギッセル・河原も控え、新人(まだ決まっていないので一応名前は伏せておきます)も入るでしょうし、ローテーションは苦しくなくまわせるのではないでしょうか。
松坂大輔:17勝5敗 防御率2.13(勝利数・防御率・奪三振・勝率リーグ2位)

涌井秀章:12勝8敗 防御率3.24(勝利数リーグ5位)
ギッセル:6勝4敗
帆足和幸:5勝2敗
グラマン:4勝6敗
松永浩典:3勝4敗


その中でも安定していたのは三井でしょう。右の石井貴とともに小野寺につなぐセットアッパーとして活躍しました。8月に小野寺が打たれこんだ後には、数試合抑えでも登板していました。52イニングを投げて自責点わずかに10は非常に立派な数字でしょう。ただ、プレーオフで打ち込まれたイメージが強く、印象という点ではもったいないことをしています。
三井と並ぶ右のセットアッパーとして働いたのが石井貴。しかし、大事な場面で打たれるケースも目立ち、徐々に重圧の少ない早い回での登板が多くなってしまったのが残念です。
石井貴と代わるように重要な場面で使われるようになっていったのが山岸。開幕当初は不安定でしたが、9月に入ってからは見事なピッチングでした。特筆すべき点はイニング数よりも三振が多く、三振が欲しい場面で取れる選手でした。ただ、こちらもプレーオフで印象を悪くしてしまっています。
それから左のワンポイントとして重宝したのは毎年同じですが星野。しかし、今シーズンの星野は安定感がなく、プレーオフでも結果が出せませんでした。貴重な左のワンポイント、来シーズンの復調を期待したいところです。
三井浩二:45試合 防御率1.73
石井貴:46試合 防御率3.49
山岸穣:31試合 防御率3.20
星野智樹:58試合 防御率3.93(登板数チーム2位)

プレーオフでの結果はまさに今シーズンの西武投手陣の縮図だったのではないかと思います。先発が良く、中継ぎが不安定というのはまさにシーズンでの流れでした。抑えまでつなげれば計算ができたのですが、そこまでつなげない試合もプレーオフに限らず多かったように思います。中継ぎ陣もいい時は非常にいい働きをしていたのですが、それが一年を通してというわけに行かなかったのが非常にもったいなかったです。
しかし、抑えが確立し、先発に有望な芽が現れ、来年に大いにつながる結果を出せたのではないかと思います。松坂が抜けた穴をどう埋めるか。これが来シーズンの最大の課題になることでしょう。その回答が今から非常に楽しみです。





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Last updated  2006.10.12 02:58:10
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