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Jul 19, 2015
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1牙鬼幻月は戦略性を高めるため「お前ら、妖怪ばかり送り込んでいたら何時まで経ってもニンニンジャーは倒せぬ。これからは“狂った機(からくり)の獣(けだもの)”・“狂機獣”を大量生産しないと日本侵略は果たせぬ。九衛門(きゅうえもん)、狂機獣はどの位まで完成しておるのだ」主力兵器を“狂機獣”に変更する方向性を決め、狂機獣製作を十六夜九衛門(いざよいきゅうえもん)に当たらせていたのだった。「まだ七分通りです」と九衛門がそう答えると「遅い! もっと早く造れ!」「しかし、要塞型なのでどうしても時間が掛かります」と慎重さを主張する九衛門。幻月は「止むを得ぬ---」と歯痒い言い方で承諾した。「伊賀崎のことだ、要塞を倒す下らないものを製造しているに違いない。正影、お前の配下・キンジを使って下らないものを製造しているかどうか確かめるのじゃ」「畏まりました。」と晦正影(つごもりまさかげ)は幻月からの命令を忠実に遵守し、キンジを呼び寄せて新兵器開発の情報を掴ませるように伊賀崎家へ送り込ませた。
2キンジは卓越な疾走力で伊賀崎家へ赴いた。到着すると「おお、キンジか、待っていたぞ」と伊賀崎好天はキンジの到着に首を長くして待っていたのだ。「おめでとう!」と天晴は「さあて、これからパーティーの準備をしようぜ」と和気藹藹にキンジの弟子入り記念パーティー準備に取り掛かろうとするが「待て、天晴」と好天に制止される。そして「新兵器の製作状況を確認するほうが先だ。」と止められる。「わかったよ。」と天晴はがっくりと肩を落とした。好天は「では、隣の母屋に行くぞ。」と六人を先導して西側に位置する伊賀崎家の母屋へ足を運んだ。この母屋は旋風(つむじ)が十八歳の頃まで住んでいて、今は新兵器開発の研究所に改造されている。母屋に着くと一同は靴を脱いでからつかつかと階段を上り、六畳一間の旋風の部屋へ足を踏み入れた。襖先に足を止めると好天は「旋風、新兵器はどの位まで進んでいる?」と新兵器開発の進捗度を尋ねた。旋風は顔を好天の方へ向いて「つい今しがた完成しました。後はテストします。」「合格したら---」「このまま戦闘に登用します。」と好天と旋風が会話している間にキンジは密かに母屋を出て右側の邸前の庭で「正影様、伊賀崎旋風が新兵器を完成しました。後はテスト段階に入るところまで来ています。」とスマホで密かにLINEで密告していた。
3一方牙鬼軍団では大型要塞の狂機獣・ジェノコーストが遂に完成し、超弩級の圧巻な威容に牙鬼幻月は「おお、これは何と---」と身震いしながら喜んでいた。「御覧下さい、こちらが連続ミサイル、あちらがレーザー砲、翼の両端に小型爆撃機収容口と滑走路を設けました。」と幻月は九衛門からの説明を真剣に耳を傾け、「あの四角い物は何だ?」と伺った。さらに九衛門からの説明が続いた。「ジェノコーストのメインコントロールルームです。小型爆撃機は50機搭載します。」「おおっ、見事だ。これなら日本を制圧することが出来るぞ。九衛門、上級妖怪を出してそいつを囮にしろ」「はっ、上級妖怪バク、姿を現せ」幻月の命令で九衛門は上級妖怪バクを招いた。「お呼びでございますか? 幻月様」「お前はこれから京の都へ行け、京の都を擾乱させるのだ。」「ははっ、では入って参ります」バクは京都侵略を開始し始めた。「ジェノコーストの指揮は九衛門、お前に一任する。」「え、私が---」九衛門は幻月が下した突飛な命令にきょとんとしていた。幻月は「当たりめぇだろうが! 馬鹿者! 貴様が言いだしっぺだ。言いだしっぺは言いだしっぺがけりをつけるのが筋だろう。しかも狂機獣を作り出したのはお前だろう」と物事の本筋を通した。なぜならば大型要塞の狂機獣・ジェノコーストは牙鬼幻月自ら開発に没頭しておらず、十六夜九衛門が開発したから幻月の言辞は正論である。
狂機獣製造工場へ足を運んだ九衛門は小型爆撃機が両翼内部に一機ずつ滞りなく収納され、九衛門を目撃した兵士は「小型爆撃機がまもなく搭載を完了します」と告げ「それでエンジン部分は?」「はっ、異常なしです」「最後まで点検を抜かるなよ」と整備担当兵士に言い残した九衛門は機頭部顔面から入り、メインコントロールルーム直結のエレベーターに乗ってメインコントロールルーム内に辿り着いた。「コントロールシステムの武器の方はどうなの?」「はい、連続ミサイル・レーザー光線ともに異常ありません」「敵機襲来キャッチシステムはどうなの?」「はい、こちらも正常です。」と九衛門はメインコントロールルーム内のシステムを具に確認し、兵士達はシステムの正常を判断した。「よし、ジェノコースト・発進!」ついに九衛門は狂機獣・ジェノコースト発進の合図を声高らかに上げた。下の滑走路上に速度を上げて前進し岸壁を模した扉が開き、波が大きくせりあがるとともに海の飛沫を散りばめて狂機獣ジェノコーストは東京へ向かって飛んで行った。まさに初の狂機獣にふさわしい門出であった。
4好天と天晴達五人は伊賀崎家の母屋を出た瞬間を狙い、キンジは母屋内まで飛びこんで密かに旋風の部屋へ潜伏していた。旋風は「き、君はさっきの---」「ふふふふ、さあ、そいつをよこせ!」慌てふためき新兵器を急いでクラッシュケースに収容した。「渡さないとこうだ!」キンジの右腕にマシンガンが内蔵され、旋風を脅かした。「さあ、渡すか、渡さないか、はっきりしろ」「断る! 断じて渡さん」旋風はキンジの脅迫に峻拒した。「それでも渡さぬなら俺の為に一役買え」左腕から鎖を放ち、旋風の身体と両腕を巻いた。そしてキンジは廊下に立ち、マシンガンで外の襖をぶち破いて旋風を吊るし上げた。「お前ら、これを見ろ」キンジを捜索中の好天と天晴達五人に向かって吊るしている旋風の捕縛を見せつけた。衝撃が奔る六人。まさか三十分前まで旋風が新兵器を開発している姿を見ていたのに何故、キンジは旋風を誘拐していたのか? 好天と天晴達五人は想像することが出来なかった。天晴は「お前、親父を生け捕りにして何をする気なんだ!」と喚いた。「こいつの持っている新兵器を横取りにして牙鬼軍団の為に使うのさ、それにはこいつが邪魔なのだ! お前らも邪魔だ」「煩せぇ!」「血も涙もねぇのかよ! 行くぞ、天晴!」クラウドは天晴を連れて母屋へ行こうとするが、「待て、天晴、クラウド。」「じーさん、何で止めるんだよ!」と天晴は祖父に制止され歯痒い気持ちでいきり立った。「こうなったら打つ手がある。」好天は冷静な態度を示して半袖のシャツに付いているポケットから一枚の絵札を用意した。「烏丸、頼むぞ」好天が投げつけた一枚の絵札から好天配下の妖怪・烏丸が出現し、キンジに向かって飛んで行った。キンジのマシンガン攻撃を巧みに交わして、旋風を縛り付けている鎖を鋭利な羽根で咲いて落ちていく彼を素早くキャッチした。そして好天の元へ届けてから高速飛行で再び飛んで鋭利な爪でキンジを貫き、「うわーっ!」とキンジは母屋の二階の廊下先から落下し、爆死した。 キンジはアンドロイドだっ「烏丸、戻れ」と好天の言葉で烏丸は一枚の絵札に戻った。忍者からの情報を受けた好天は「何、京の都に妖怪が蹂躙している?」とつい今しがたまで京都に妖怪が暴れまわっている事態を知る由もなかった。「わかった。ぐずぐずしてはいられぬ、今から京都へ飛んでくれ」情報を知った後好天は天晴達五人に視線を向けて出動を命じた。





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Last updated  Jul 19, 2015 03:34:14 PM
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kajun2011 @ Re:UFO戦士ダイアポロンソフト化と実写化希望(05/25) こんにちわ。 当方へのコメントありがとう…

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