『好き』の理由part1

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すっぽり手の中。

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2001年12月27日

いきなり、旦那の寝顔を見てたら思った。

顔はまん丸。お腹ブヨブヨ。昔は今より12?も痩せてたのに。。。でも、なんか可愛い。不細工なのに。。。
何故だ。。。。アタシが布団にごそごそ入ると、寄ってきて、ぴたっとくっついて寝る。可愛い。。。よだれ垂れてるよ、おい。きたねぇーよ。でも、笑える。何でだ。。。？

思い返せばいつも、皆の人気者で、いつもバカで、自分を卑下して笑いがとれる、その容姿すら笑いにしてしまう、プライドが全然ない。正直、本当にバカなのか？？ト思ってた。

でも、自分があった。
昔の話しだけど、
本当に嫌な上司がいた。みんな
陰口を叩いてたけど、殴られるから恐くて黙ってた。

『みんな、嫌がってるので、やめて下さい。』
と。「お前が会社を辞めろ」といわれ、
『辞めれば、もう、手をあげないというなら辞めます。
　今の課長のやり方はおかしいです。』
と、いっときながら、半べそだった。

カレノ営業成績は決して良くなかったし、
こんなこと、言える立場ではなかった。

『じゃぁ、辞めろッ！！』と、怒鳴られ、ゴミ箱が飛んできて私の方をかすった。

『まじ、こえぇ～よ。やべぇ、クビなっちゃうよ～』
と、その夜半べそだった。
『あんな会社こっちから辞めてやる』

『恐かった？』
『うん、震えた。かっこわりぃ。涙ぐんじゃった。』
と、笑った。
ある意味強いひとだと思った。、笑わせるために言葉を選んでいるんじゃなくて、自分が笑いたくて笑ってンだ、、、って、かっこつけるためじゃなくて本当に嫌だったんだって、ほんと、バカだねぇと、思って、『大丈夫、アタシが稼ぐから！！』と、私も笑った。そして、ヒカレタ。

この人と一緒にいたら人生笑って過ごせるかも。。。

あったかくて、優しい人だった。
長い付き合いをしてそれが当たり前だと思ってたけど、
みんなそうじゃなかった。
みんな自分が一番可愛い。
私もそうだ。
でも、この人違うんだよね。

お前は金八かっ、あんちゃんかっ。みたいな。
子供みたいだから気のキイタことあんまりしてくんないけど、
ま、いっか。
そのバカ正直さにヒカレタのは私だ。

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