おとぼけ香港生活から脱皮

おとぼけ香港生活から脱皮

bebe母香港体験


ツアーから外れることにした。

香港はどんな所かこの半日と1日で、母に体験させることが出来るだろうか?

知人が香港に来る際には、自分でガイドブックを見てどこそこ行きたいと
申し出るだろうか?いや、今まで何組か来たことがあるが、皆人任せで
連れて行く所にただ付いて行く。
当の本人は知らないがそっちの方が意外に案内人が疲れるものである。

当然の事ながら、母はガイドブックさえ見る事も、香港がどういう所かと
言う事も、私が住んでいる家にしか興味がなかったらしい。

夕方近くだったので7時に戻ってくる事を豊チャンと約束し、出掛ける
ことにした。
まず、とっても定番である、花園街、女人街に向けて歩く途中、自分が
いつも買い物をしている街市(市場)を見せた。
そのちょっと薄暗い街市に母の観光客の装いは異色を放っていた。

兎に角、私は私が住んでいる香港を母に全部見てもらいたかった。

約束の7時近くになったので戻る事にしたのだが、歩いて帰るには
歩き疲れてしまったので私達はミニバスを利用しようと思ったのだが、
ラッシュ時だったことも手伝ってか満席で乗れることはなかった。
しばらくバス停で佇んでいたら、丁度、2月(旧正月)だったこともあって、
向かいの通りでは普段見る事の出来ない獅子舞が催されていた。 
なかなか運がよかった。

ミニバスに乗れない私達は仕方なしに歩いて戻る事にした。

今日は海鮮料理である。本場香港←(どこかで聞いたフレーズだ・・)
の料理を堪能してもらおう。
蝦、龍蝦、北京ダック、魚など等、到底3人じゃ食いきれない程
頼みまくった。 テーブル一杯に並んだ料理の品々を見て、
家の皆に見せてやるんだと食べかけの料理を撮影していた。


母は食べ物に対してあまり抵抗がないらしい。私と豊チャンが付き合い
出して、台湾のお土産に香菜(コリアンダー)、九層菜(バジル)等を
よくお土産にもらった。←(本当はいけないんですが・・・)
これらの香りの強い物は嫌いな人は全く口にすることは出来ないのだが、
母はこれらを臭いなとは言いながら抵抗なく食べた。
私の兄は私に勧められて香菜を食べたのだが、その場で吐き出してしまう程だった。
父は訳がわからず、香菜をみつばと思って口にしていた。←(ん?って感じだった)
私の友達は香菜を屁っぴり虫と言う・・・・←(食べた事あるのか???)
(正式名称忘れました。思い出したら書き直します)


なので香港食をすんなり受け入れてもらうことができたのだ。

明日の1日は豊チャンも一緒にお付き合いすると言う。食事をして
別れた後、昼に歩いたプラムナードで夜景を見せる事にした。
昼のビジネスの顔とは打って変わって香港島が宝石へと変わる。
こんな所に母がいる事をうれしく思ったりもした。

そのまま、フェリーに乗って香港島へ渡り、チンチン電車に乗って
ホテルへ戻った。




(続く)

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