おとぼけ香港生活から脱皮

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「こんな裏技あってもいいでしょうか?2」



そして、以前は私の体調も思わしくなかったので
外交官用の窓口が使えた。( *前日記参照

でも、その日は別に具合も悪いわけでもないので
1時間以上も待つ列に並ばなければならないと
思っていた。うんざりだ。

豊もそう思っていたらしい。←(皆ですか!)


そして、豊がある名案を出してきた。

はて?どんな名案でしょうか?




「俺は足を痛い振りをする。だから、外交官用の
 窓口を行くぞ。」


なんですと?! 


だって、だって、仮にも外交官用の窓口に行ったとしても
馬鹿正直な私は顔がにやけてしまうじゃないの!
そんなんじゃ、下心丸見えでバレてしまう。



と、ドキマギしてる間に、
豊は私の肩に手を廻し、数歩前から足を引きずり出した・・


こ、こいつ、マジやる気だ・・・


そういう私も足を痛めてる旦那を労わるように
片手を豊の背中にそっと添える。←(やる気満々?)

これじゃ、二人三脚じゃん・・・


そして、窓口へ行き、2人分のパスポートを
提出した。
私は顔に出ないよう、必死でポーカーフェイスを
作り続けた。
内心はドキドキである。ニヤけそうになる
顔を必死に堪えながら旦那を労わっていた。
イミグレ官は私達を全く疑うことなく
スタンプを押し、パスポートを返してくれたのである。


スタンプを押してもらって、イミグレを
通り抜けたはいいが、何を考えているのか
さっきまで足を引きずっていたのに
豊は普通に歩き出した。



おい、まだ見えてるよ・・



これに気をよくした豊、
イミグレが混んでいる時は
数歩前から足を引きずり腕を私の肩に
廻している。
そして、私はというと、良き妻を
演じるのである・・・


こんな馬鹿夫婦を目撃した方、それはbebe夫婦です。

シーーーーーー!







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