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びーんかうんたあ

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2009.11.30
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カテゴリ: 時事?



事業仕分けの議論ではチンピラのような仕分け人たちにボコボコにされていたようです。

何故でしょう?


専門家にして秀才である彼ら彼女らが、荒削りで時に下品で(笑)野伏せりの如き仕分け人たちに議論で勝てなかった理由を以下、自分なりに整理してみたいと思います。

※でも、TVでチラっと見ただけで、詳しいことなんか知らないんだけどさ(笑)

1.財務省の力を借りた
仕分け人たちの切り込み材料として大きな役割を果たしたものに、財務省が長年行ってきた査定資料があったらしいです。これでカナーリ楽な勝負になったでしょうね。
虎の巻さえあれば、付け焼刃でも相当にいけます。しかも大秀才の財務官僚サマたちが何年もかけて蓄積して下さっていた折り紙つきの虎の巻です。攻略本片手にドラクエをやったようなものかな(笑)

2.仕分け人の方がエラかった

多少のことはご無理ごもっとも、あまり突っ張ると役人としては後が怖いし幾らか萎縮していたんじゃないでしょうか。伸び伸びとフリートークに近い議論をさせたら、きっと官僚の方が強かっただろうにと想像します(笑)

3.TVで公開されていた
公務員のキャリアは減点制なので、国民注視のもとで下手なことを言ってTVで繰り返し放送されたりしたら一生の傷になりかねません。自然な態度として発言に慎重になった結果、本音もあまり言えなかったでしょうし、そもそも、一回勝負、真剣勝負のトークっていうのは常に人前で戦ってきている国会議員の方に近い土俵だったんじゃないでしょうか。
もっと言えば、理屈よりパフォーマンスというか、そういうのに慣れてる人の方が有利な議論だったいう気がしますね(笑)

4.時間が短かった
詳細かつ専門的かつ真面目な議論になれば、アタマが良くて専門性があって、しかもそういう人手には事欠かないので幾らでも資料が揃う官僚が勝ったと思うけれども、なにせあのお白州は勝手が違いました。
お代官様たちの前で簡潔かつ説得的に申し開きをしなければいけなかったものだから(笑)
長期戦に強い官僚側の長所が封じ込められていたっていう感じだったんじゃないのかな。

5.世論のプレッシャーがあった
「官僚=悪」(笑)的な雰囲気の中では、仕分け人たちが多少の無茶を言い垂れたって許されるけれども、官僚たちがちょっとでもおかしなことを言った途端に叩かれたことでしょう。
1つ1つの議論の是非や優劣を置いて考えると、あんなもん、本質としてはほとんど「水戸黄門」的な勧善懲悪ショーというか、それに近い愚劣さが内在していた構図になっていたと思います(笑)



で、以下が一番書きたかったことです(笑)

6.立証責任が官僚側にあった
これまでの政策過程においては、「ある政策が有用であり、有効である」ことは一種自明のこととして扱われてきました。従って、それを引っくり返すためには反対者(この場合は野党)が「その政策は不要である、もしくは有害である」という立証を行わなければいけませんでした。しかし官僚組織は強固であり、情報があり、資料を蓄積していて、人手も豊富なので容易に反論には屈しません。そして与党はそういう官僚を擁護してきた(少なくとも放任に近かった)し、積極的にメスを入れようともしませんでした。

ところが今回はこの構図が逆転したわけです。

「官僚さん、釈明の時間を与えますからこの政策が必要であり、有効であるということを私たちに対して証明してください。1、2、3はい、スタート」



「最後に、時間をあげますから、この政策の実行主体が必ず国でなければいけなくて、地方や民間によっては担い得ないものであること私たちに対して証明してください。やれるモンならやってみやがれ(笑) はい、はっけよいスタート」

と、こういうことになりました。



これでは、広い天下に秀才あまた居るとは言えども、なんぴとが取り掛かっても勝利不可能な議論だったというべきでしょう(笑)


それぞれ順にロジックの世界では、およそ「発生、論拠」「価値」「内因性」と呼ばるものに該当するわけで、どれも立証するのは大変な作業になるわけですが、中でも「内因性」の立証は不可能に近いものです。

ま、「発生、論拠」と「価値」が大変なのは自明ですよね。それなりに善意で、いままで頑張って施行してきた政策と言えども、こういうことを正面切って説明するのは困難なものです。

これまでは逆の立場から野党が与党の政策を「無益」であり「有害」でさえあると立証しようとやっきになって議論をしてきたわけですが、

そういう議論が困難であったのと同じ意味において、これは困難な議論であるわけです。

しかしまあ、議論としてはごく当たり前の手順でしょう。


でもでも、「内因性」はちょっと違います。これは立証するのが難しい。難しすぎて不可能です(笑)

ある政策から得られるであろう利益や効果が、「他の手段によっては達成し得ない」(必ず国が担わなければいけなくて、地方や民間には不可能である)ということを証明するのは、

「不可能の証明」と呼ばれる議論 であって、冗談気味に 「不可能の証明は不可能である」と言われる くらいに難しいことなのです。

まあ、なんで難しいのかは詳しく説明しなくても明らかだと思いますが、物理現象や化学反応と違って現実の社会は複雑かつ多様すぎるので、「ある特定の組織の仕方や資源の用い方が不可能であること」を証明するのは(少なくとも論理の上では)方法論的に困難なのです。

従って、この手の議論においてごく常識的には、「国が行っている施策が、地方や民間によっても担い得るし、同様またはそれ以上の成果を挙げうる」ことを反対者の側が証明するのが普通であって、その逆ではないのですが・・・


ま、こういうところがね、

今回の「必殺仕分け人(笑)」が官僚サマをボコりまくることが出来たマジックワードの1つだったんじゃないのかなと、おいらは想像する次第です。

そんなことしなくても1~5の足枷があった以上は官僚サマの不利は動かなかっただろうと思うけれども、その上立証責任まであったら厳しいですよね。

もちろん、予算査定の際に財務官僚に対して各省庁は、同じような立証責任を課されて説明させられているわけですが、何せそこはほら、表立っては発言できないマルセイ事業(金バッチの後押しがある事業)が存在したりもしているので、誰もが分かっていても査定でノーとは言われないものもあったりしたわけでしょう?



今回、いいことばかりだったとは全然思いませんし、疑問だった判断もありましたし、気に喰わない仕分け人もいたりしましたけれども・・・

立証責任の所在が逆になるだけで、これだけ議論が逆転するということを目の当たりにできた点が、個人的には興味深かったと思います。

こんな面白いもの、もっと早くやれば良かったのにね(笑)

良くも悪くも時の政権を評価するのに絶好の材料になるものだと感じましたし、1納税者として勉強にもなりました。

賛成にせよ反対にせよ、これきっかけで政治に興味が沸いた人も多かったんじゃないかしら?


さあ・・・






TVタックル見ようっと(笑)

※でもそろそろ、公○員さんたちが裏でチクったアンチ情報が流れ始めましたね~。これからどうなるのかホントに、楽しみですwww





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Last updated  2009.11.30 21:17:38 コメントを書く


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