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2009.12.10
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カテゴリ: poker
Brian Hastings が Isildur1 から300万ドルを奪う

昨夜私たちが見たのは、高レートの世界でこれまで記録されたこともなかったような信じられないくらいの大金のやり取りでした。Jungleman12から$100/$200のNLHEで47万ドル、Towasendから$500/$1000のPLOで72万ドルを勝ち取ったIsilにとって、またもや目覚しい日になるかのように思われました。しかし彼はそれらのセッションを終えてピーク時で200万ドルも勝ち取っていてなおリングに留まり続け、そして流れが変わっていったのです。

Brian Hastingsが参戦するや否や、Isildur1は底なしの谷に落ち込んだかのようになりました。2858ハンドを終えてIsilは420万ドルを失い、チャット欄に書き込んでいた通り「平行宇宙に入り込んだよう」な有り様でした。このセッションをライブで観戦していた私たちの目にも、Isilがひどい悪運に見舞われているのが明らかでした。そこで私の親友であるMr.lolの力を借りて、この記事では初となる期待値グラフを掲載してみようと思います。

こちらをクリック するとグラフが表示されます。

※グラフの見方 → 太字の線が「実際の勝敗結果」で細字の線は「期待値上の勝敗結果」を表します。
※太字の線が細字の線の下へと乖離すればするほど、「ハンドの期待値通りには勝てていないor期待値以上に負けている」ということになります。要するに「ツイてない状態」ということです。
※逆に、太字の線が細字の線の上へと乖離すればするほど、「期待値以上に勝てている」つまり「ツイている」ということになります。


このグラフが表している通り、 Brian Hastings は期待値よりも300万ドル以上多く勝っていました。つまり「このセッションではツキがない」と言ったIsildur1は全くもって完全に正しかったということになります。しかしながら、仮に彼がオールイン対決で期待値通りに勝てていたとしても、それでもなお100万ドル以上を負けていたことになります。それゆえ、不運だけでは完全な言い訳にはならないところです。

それから、対TownsendにおけるIsildur1の期待値グラフを見てみると、こちらの方でIsilは期待値よりも200万ドル以上多く勝っていることが分かります。つまり、彼が300万ドルも負けた主たる理由は運の問題ではなかったのです。

こちらをクリック

もちろん、これらの期待値グラフがセッションの全てを説明してくれるわけではありません。グラフに現れない最大の要素はエースの所在です。これが「オールイン対決でどちらが勝つか」を大きく左右する要素になります。私の友人の中には「AA対KKはコイントスのようなもの」という者がいます。それというのも、どちらの側がAAを持っているのか、どちらの側がKKを持っているのかに関わらず、チップはどうせ賭けられるからです。つまり、ここで「コイントス」と呼んだ意味とは「どっちがAAを持っているか」に関しては(見ている側からすれば)コイントスのようなものだ、ということです。

< Townsend のAAが Isildur1のアウツから逃げ切って勝ったハンド ポットは75万ドル >
※クリックするとハンドが再生されます。

Townsendはセッションにおいて期待値以下しか勝てませんでしたが、それでもこの日最大のポットを勝ち取ったのは彼でした。皮肉なことに、チップが投じられた時点でのハンドの行方はここでもまたコイントスのようなものでした。TownsendはフロップでAAを頼りにとても大胆なプッシュをしましたが、この時点ではベストハンドを持っていたとは言え、実際にはIsilにギリギリリードされていたのです。

このハンドはPLOにおいて、特にプレーヤーたちがゲームに精通していればいるほど、AAがいかに脆いものかを示す好例といえます。一旦この手のハンドをプリフロでどうプレーしたかを見られてしまえば、以降はフロップで適切なプレーをすることが相手にとって大変簡単なことになってしまうのです。

このような観点から、Isildur1にしてみると、ほとんど何でもいいからペアさえ当たれば全てのチップを投じてしまうプレーが正当化されることになります。このハンドの場合には、彼はガットショットを握っており、それと心中して何も考えることなくオールインしたというわけです。唯一の問題は「相手がオリる可能性」がどれくらいあるかということでした。この場合、相手をオロす唯一の道はベットすることだけでした。もしTowansendがコンティニュエーションべットするのを待っていたら、Townsendはポットコミティッドになってしまうので「相手がオリる可能性」はIsilにとってゼロになります。

この場合には、Townsendがオリる可能性を一蹴して巨額のポットを勝ち取ったので、いまの論点は机上のものに終わりましたが。


< Isildur1 の2ペアが Hasting のビックドローに負けたハンド ポットは68万ドル >
※クリックするとハンドが再生されます。



これだけのビックドローがある以上、HastingにとってフロップでのIsilのリレイズを3ベットするのは不自然なことではなかったと思われます。彼が3ベットしなかった理由として私に思い浮かべられる自然なものは「Isilも似たようなドローを握っており、ショーダウンで6のペアとか何とか似たようなハンドを見せ合った挙句に負ける可能性を考えた」という以外にはありません。Hastingsがここで不自然な方針を取ったのは、Isilがターンでオリるか、リバーでブラフしてくるというチャンスを得るためのものだったのでしょう。

Isildur1はターンで3つ目のペアを引き当て、オリることなど問題外の状況でした。リバーに7が落ちて相手のストレートが完成したのを見て、Isilはさぞかし頭に来たことだろうと思われます。しかし実際には、ターンの時点においてさえ、どちらが勝つかは全く五分五分という状況でした。Hastingsは依然として19枚のアウツを持っており、そのせいでIsilには21:19のリードしかなかったのです。これは基本的に、ホールデムにおける「ポケットペア対オーバーカード2枚の勝負」と同じオッズです。つまり「どちらにツキがあったか」という問題だということになります。

<翻訳終了>



いやまあ、

今度こそIsilも・・・




とにかく、大打撃だったことは間違いないですよね。

ちなみにBrianHastingsとはカードランナーズ所属のプロプレーヤーさんです。





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Last updated  2009.12.11 18:33:06 コメントを書く
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