北京ビジネス最前線改め中国ビジネス後方基地

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2004.11.08
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Fobus誌の中国長者ランキングが発表されたようです。
ところが、3位が中国最大のオンラインゲーム・ベンダー「盛大網絡」の陳さんというCEOということで、なかなかの驚きです。ITバブルの残党で去年ランキング1位だった「網易」というポータルサイトの社長は株価値下がりで6位にランクダウンしたにもかかわらず、このオンラインゲーム屋の陳CEOの資産は13億ドル近く(140億円くらい)もあるとのことですから....

この「盛大網絡」はNASDAQに上場していて、株価が高値で維持されていることで、陳CEOの資産の安泰なのですが、他の中国系ポータルサイトが軒並み株価を下げた中で、なぜ安泰だったのでしょうか?
もちろん、オンラインゲームのマーケットの拡大性やこの会社が始めたオークションサイトなど新たなネット商売も要因になっていると思います。
私は、広告収入に頼らざるを得ないポータルサイトと違って、オンラインゲームの堅実な収入保証システム、即ち【課金システムの確実さ】を大きな評価要因として挙げたいと思います。

クレジットカードが普及していない中国で、有料オンラインゲームを楽しむには、プリペイドカードを購入します。このカードに記載されたパスワードを入力して、はじめてゲームができるのです。プリペイドカードは道端のキヨスクなどでも手に入りますから、ヘビーユーザーはカードを使い果たせばスグ購入できます。お手軽なのです。

もともと中国ではコンソール(ゲーム専用機)が根付いていません。日本のゲーム機メーカーがソフトの海賊版を恐れるが故、NintendoもPS2も積極的なハード拡販に踏み切れない状況です(PS2には別の事情もあるようですが)。実際、日本のゲームソフトの海賊版は10元(130円)くらいで売られてますから、ソフト収入でハードの赤字を補うようなビジネスモデルが中国では成り立ちにくいのです。

パソコンの普及、ネットカフェの浸透(これはいまブレーキがかけられています)もあって、PCプラットフォームのオンラインゲームが主流になるのも、当然といえば当然です。しかもベンダーにとっては、海賊版対策の必要も無く、ほぼ確実に課金でき、しかもプリペイドカードですから前金で現金収入を得られるわけです。この市場が有望なのは明らかですし、この「盛大網絡」にはいまのところ、有望なコンペティターがいません。日本のスクエアエニックスなども中国のオンラインゲームに参入して、単体のタイトルではかなりの人気を得ていますが、タイトル数では「盛大網絡」に太刀打ちできない状態です。

[関連記事(日経BP)] 中国ネットゲーム調査:国産ゲームへの期待高い、日本勢は低迷






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Last updated  2004.11.08 23:59:01 コメント(1) | コメントを書く


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