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2004年12月15日
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カテゴリ: Syrup16g
■Syrup16g - HELL-SEE

syrup16g HELL SEE 【通常盤】〔送料無料キャンペーン中〕

Syrup16g特集も5日目に突入、今日は「HELL-SEE」をレビュー。

このアルバム、15曲入りでお値段\1575と大変お求め易くなって
いるが、それには理由がある。
曲の安売りとかではなく、はじめはレコード会社にマキシシングルを
リリースしないかと提案されたという。
しかし当時の五十嵐氏は、マキシなんか出したくなかったらしく、
そんなもん出すぐらいなら曲も沢山あるしアルバム作ってやらぁ、
という逆ギレ状態で制作した、らしい。

CDの値段も下げた、というところだそうだ。
まぁマキシの制作費で15曲録音したんだから、安くもなる。

肝心の内容だが、これがまた良い。
15曲も曲が溜まっていたということからもわかるが、正に油の乗り切った
時期だったように思う。
メロディーの美麗さは損なわれることもなく、その詩も「coup d'Etat」
「delayed」という真逆の心境を乗り越えた、いい意味でその間にあるものとなっている。
「 さっそく矢のように やる気が失せてくねぇ 」なんて言葉でこのアルバムは始まるのだが、
自分(を含む人間)への失望・絶望、諦念を吐き出し、それでも
生きる事を否定できない、溜め息交じりの日々。

ちゃんとやんなきゃって素敵な未来なんてもんは初めからねぇだろう
」(末期症状)、
「 死にたいようで死ねない 生きたいなんて思えない 頭悪いな俺は 自意識過剰で 」(シーツ)
など、少なくともぼく自身にとって、これほどリアリティがあり、
前も触れたが同属嫌悪のような共感を得ることのできる詩はそう多くはない。


聴くと当然違和感がある。
音量だけの話ではなくて、何となくこのアルバムの世界=地獄は
他とは到底交わらないかな、などと思ったりもする。
こじつけみたいだけれども。

五十嵐氏は、雑誌でこの地獄は避けて通れなかったというような内容の
ことを話していたが、これが次回作の世界に繋がるのだからわからない
ものである、がそれはまた明日ということで。

金欠だけどSyrup16gが聴きたくなった、という人にはこのアルバムを推薦します。
しかしこう、連日レビューの為にCDを聴き直しているのだけど、
やはり精神的に暗~くなっていくような気が…。
好きなんだけども、いやはや。





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最終更新日  2004年12月15日 19時11分08秒
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