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2006年11月12日
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カテゴリ: 雑感・日記
 こんばんは。伊東です。今日一日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
 本題に入る前に、今の時点まででコメントを寄せていただいたRolling Beanさん、http://cfs.blog.ocn.ne.jp/hirou/さん(おそらくHPのアドレスと思われます。)、ココロさん、ぶっさん@高知さん。コメントいただいてありがとうございます。お返事は明日中までに書ければ、と思っていますので、もうしばらくお待ちいただきますようよろしくお願いします。

 さて、本題。今日は「ホワイトカラーエクゼブション」-手っ取り早く言えば「年収400万円以上の人は残業代出しませんよ」という話が出て、その問題を取り上げていたブロガーの皆さんにトラックバックを~あんな記事でよかったのか、という後悔はしていますが~送らせていただきましたが、この問題に関しても「動きが鈍い」というご意見がありました。

 障害者には「自立 放棄 支援法」。高齢者には「介護 放棄 支援法」。労働者に対しては「労働基準法」の改悪が行われ、この数年で労働者の生活レベルが悪化しました。さらに数々の増税・負担増で支出が増えていく割には、収入は減り続ける。じゃあ、その減った収入はどこ行ったか、というと、国の税収か、大会社の儲けにしかつながっていないわけです。好景気だ、好景気だと騒いでいる割には、その実感が私達労働者に回ってこないのは当たり前。本来私達に来るべき「賃金」が、収奪されてしまっているわけですからね。その収奪というのが、あまり姿が見えないから、ついつい「身近」な人と比べて「俺よりいくら高い」「いいや、お前のほうが」と、どっかが仕掛けた分断攻撃の罠にはまって、労働者、あるいは生活者同士で罵り合う場面が見られる。

 今だから話せるが、私の友人同士でも、一番気まずい話になったのは、実はこれであった。それぞれの生活なりにゆるくない思いをしているのに、ついつい「隣の芝生は青い」で、酒が入った勢いもあって、話が荒れかけてしまったときもある。幸い、精神的支柱のKが「この話、後止めっぺ」とストップを入れてくれ、後で冷静になった時に「それぞれの立場なりにゆるくない思いをしている」という最低限の結論を出した事で場は収まったが、一時は話の成り行きにどうなるか、とハラハラしたのを覚えている。ついでに、今も昔も年収としては一番少ないのは私だ、という事は記しておこう。(←自慢にならない)

 それでもって「国会議員の数はそろっているから」という理由だけで、宿願の法案を数々通そうと思っているのが小泉→安倍と続く内閣・政権だ。ま、国会の中だけ見ればそれもそのとおり、その議員らも通したのは国民だしね、文句ないだろ、という意見もあるが、国民主権というのは「選挙が終わったら、後はフリーハンド、お任せします」というものではない。選挙の結果選んだ人達が、どうも意に沿わない事をするぞ、と思ったら、遠慮なく反撃を加えていい事になっている。先国会で共謀罪をストップさせたのは、そういう有権者のチェックが入ったから。
 今回も、教育基本法、共謀罪と「納得いかないのは納得いかないんじゃあ!」と動く人達がいるから、本来なら今頃衆院を通して「後は12月15日までじっくりコトコト煮込んで可決するか」と左団扇になっているはずだった彼らの意図をくじく事には成功している。



 こうすれば当然不満は増えるけど、たった二つ、どんな不満も不満と思わなくなる方法はある。その不満の元になるものを無くすか、不満だ、と思う感情を失わせればいい。少年超サンデーに掲載されていた 刑事でポン という作品の中で(その前に…単行本化されていたのか!)「苦しい」という感情を失わせる事でどんな過酷な政治もやり放題、という趣旨の薬を使おうとした大馬鹿者がいたが、今安倍内閣がしようとしている「教育基本法」改正案がそれに近いものといえる。

 今日配達をしながら考えてみたが、たしかにある大きいものに頼って、その指針どおりに動けば、楽にはなる。だけども、人間というのは、車の部品とわけ違うから、1人1人の才能、性格、そのほか諸々…は違いもある。その1人1人に寄り添って、1人の「社会で生きる人」を育てるのが本筋だけど、そこに「ある勢力のため」というのが入ってしまうとおかしくなる。(そのある勢力というのはどこの文字が入っても同じだ)

 まかり間違って、今の教基法が改悪されたとしよう。だけど、それに納得しない人はまだまだ世にあるわけだ。私もね。そこで出てくるのが「共謀罪-現在提出バージョン-」。ちょこっとでも意に沿わないものがいれば「----で逮捕します」、そこから芋ズル的にその仲間も逮捕できる、というわけだ。で、仲間の事を売れば減刑、チクれば減刑、という事で「死ぬのが恐い=自分が不利益になるのが恐い」という心理を突いて「お前なんか信じられない」という空気を作る。上から見ればこれでいいわけだ。「下々のもの」が力あわせて、自分達の「花園」壊された日には叶わない。それだったら、ある一定のものに忠誠を誓わせればいい。共謀罪の「凶暴さ」は、こういう部分にもあるのではないかな、と思っています。

 こういう意図が見えるんですね。今時点ではまだ「安全装置」が効いているからこういう風な納得いかない政治に対して異議を申し立てていられるけど、「労働組合」「市民・生活者団体」などが失われてみなさい。反撃できる力がなくなってしまうから。俺たち共産党が自分達でたたかう、という事を止めないのもそのため。先に書いた所の勢力が弱まっている現在、自分達が中心的になって苦難打開のためのたたかいに立ち上がる、という事を2003年の中央委員会総会でまとめた覚えがあります。

 だらだらと、思った事を書いてきましたが、一連の納得のいかない法律案がどういう社会を生んでしまうのか、というのをルル書いてみました。こういうのを見て、考えると、教育基本法改悪も、共謀罪も、ホワイトカラーエクゼブションもこのままで通すわけにはいかないと。それを通して利を得る人や、その法律が必要だ、と思う人もいるのでしょうが、そういう+面よりも-面の方が大きいんじゃないのか、そんなのを通したかぁないね、という思いでこのブログに向き合っているのでした。
 『じゃあその対案出せよ』
 時間が5分もないので、簡単にしますが

 教育基本法に関しては、今まで何が実行されてこなかったか振り返り、時間をかけての立て直し、教育プログラムの合理的な再編、発達途上にある人達の成長に万全な体制を期す事が。
 共謀罪に関しては、少なくとも今の「誰にでも意図的にでも適応できる」法体系は止めにする。その上でテロ勢力などには今ある法律(全部を把握しているわけではないが)を使う。

 てなところでどうでしょうか。

 21時20分追記 生活のゆとりがないところに、精神的にもゆとりをなくすこういうやり方にいつまでも黙って居てられっか、と各地で集会が催されました。( リンク は日比谷大音楽堂で行われた集会-東京新聞)いじめなどに触れたかったのですが、それは別の項に譲ります。おそらく明日の夜に。

 「政治を分かりやすく」といういつもの私のやり方にしては、今日は理屈コミコミで話を続けてきました。この一文から、何かを感じていただければ幸いです。
 今日も拙い文を読んでいただいてありがとうございました。また明日もお目にかかります。

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最終更新日  2006年11月12日 21時30分28秒
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