つなげ“希”動力-袖番号96、伊東勉のページ楽天版(更新停止。書庫ログ)

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2012年03月11日
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カテゴリ: 私の事、色々と
 直前の試合で所属チームが大敗をきっした直後、元所属チームが試合に臨もうとしていた時、対戦相手に1人、すぐ新人とわかる選手を見つけた。ユニフォームが間に合わなかったのか、背番号が白い布地に「37」と書かれて背中に貼られていた。その選手が、スタメンで出場し、詳しい成績は忘れたが、その試合は10ー0で元所属チームが大敗を…言い換えれば“対戦相手”が勝った。
 選手名簿をひいてみたら高田クラブのその選手の名前は「金野潤也」と。以降、その選手の存在を気にかける事が多くなった。

 潤也君とはじめて直接話をしたのは、予想外の場所だった。詳しい中身を忘れたが、中里長門市長を生んだ母体の「市民の声」の集会だっただろうか。そこの会場に彼の姿もあった。何々党とくくらず、幅広い人が参加する「市民の声」ではありましたが、それにしても…。それまでは「やんちゃな存在感」で彼を見ていた部分はありましたが、その時の話かたりを聞いて「しっかり物事見て、行動してるな」と一目置きはじめた瞬間でした。(その後に「あんた共産党なんだから、より頑張んなきゃダメなんだよ!」と肩たたかれましたが)

 その後は高田クラブのムードメーカー、そして年を経る毎にその役割は若手のまとめ役となり、新人が多く入ってくるようになってからは更に役割が重くなっている様子を見てきた。
 その様子を言葉で語るとすれば「チームを護る」。これにつきた。必要なときは一言でチームを締める彼の姿勢も効き、2010年には、それまで2度跳ね返されてきたクラブ選手権全国大会に出場。この大会優勝した所沢グリーンベースボールクラブに惜敗したものの、善戦を見せた。

 その年の10月末。岩手アマ王座決定戦の3位決定戦をたたかう高田クラブを見に花巻球場に足を運んだ。全国大会を見に行きたかったが、祖母と父をほぼ同時になくしたショックでそれがかなわず、その代わりといって何だがこの試合を見に行ったわけだ。
 試合は盛岡大学に勝ち、大幅に躍進を見せた高田クラブの一年は終わった。すぐ後にサッカーの“取材”もあったのでそそくさと知り合いのメンバーと話をして…最後に潤也君と話をしていました。

伊東「試合中、腕ぶつけたけど大丈夫だった?」
潤也「ああ、大丈夫ですよ、このぐらい」

潤也「ベンさんもやせててくださいよ」

 …3月半ば過ぎだったろうか。新聞に片仮名表記で「コンノジュンヤ」という表記が載っていた。別人だろ、とは口に出して言っていたが、内心は覚悟を決めていた。Googleのパーソンファインダーでそれが事実と分かったのは間もなくの事。同年代では一番最初になくなった事が分かった人となってしまった。



 結果、最後の試合になってしまった盛岡大学戦。彼は試合中盤に打球を二の腕で止めていた。この日登板していたのは期待のルーキー投手。この大一番での勝利が彼を伸ばす…という思いが必死のディフェンスにつながったのだと。

 パーソンファインダーには、あの日も避難誘導に動いていた姿が書かれていました。その時まで誰かを守ろうとしていたんだな。


 潤也君。あなたの事は忘れない。


 そっちから高田の復興と、高田クラブの復活と、ほんの少しでいいから、君の社会人野球の最初と“最後”見届けた俺の事も見守ってけでな。





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最終更新日  2012年03月12日 08時56分20秒
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