蹉跌の楼閣

蹉跌の楼閣

2005/04/10
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今朝、父親が書類の整理をしたら出てきたと言ってZ会OB3人が夢について語っている小冊子を持ってきた。

「これ読んでお前も夢について考えな」

とかなんとかほざきながら。


読みましたよ。えぇ、お人好しよい子ちゃんですからネ私。


内容は・・・まぁ、別に普通極まりないことしか書いていなかった。
どうだった?って聞かれても、別に感想が出るほどのもんでもない。

だからつい「まぁ」って答えてしまった。したら、父上

「役に立たなかったのか。お前の頭は本当に何やっても役に立たないんだな。」


あんなもん役に立つ人間はお前ぐらいだ



私ね、しらんヤツの体験とか正直どうでもいい。




自分の生き方、ポリシーに近い物を感じる人間の話でなきゃ聞くだけ無駄。
自分とは正反対だからこそ面白い意見もある!!と思う人もいるかもしれない。でも、喧嘩も馬が合わなきゃできないってのと同じで、議論も自分と相手の中に何か共通点がなきゃできないわけだ。

半世紀以上生きてきてそんなこともわからない父上(´Д`)
いや、あの小冊子は父上にとっては役に立つ、感動を引き起こす物だったのだろう。
彼の価値観に沿った内容だったのだろう。
だから彼は私に勧めたのだろう。自分と娘の価値観が異なる物だと知りもせずに。

いったいあの人はいつ気付くのか。私と父親が全く違う生き物だということに。 
あの人がやってうまくいった勉強法も、私にとっては道を阻む物でしかないということに。

私ももう受験生で本格的に忙しい。いい加減、娘におんぶ抱っこを求めてくるのを止めて頂けないものか。マジ暇ないんで。相手してあげられないの。良い子だから一人で遊んでろ。


それにしても、あの人が夢について書いたもんを持ってくるなんて皮肉もいいトコだ。
愚かすぎていっそ哀れを誘う。




頑是無い子供の未来を黒く染めたのは誰だったのか。
夢や希望を持てばそれだけ傷つき、死が速まることを擦り込んだのは誰だったのか。

3年生の私のデザイン画を鼻で笑い、「こんなんで喰って行けたら楽だな。お前は甘いなぁ~」とまで言った。
4年生の私の書いた小説を恥さらしと言って投げつけた。

・・・なんか書いてて余計腹立ってきたからやめよ(笑)



自分がしてきたことの結果が今の私だということにまったく気付かない。
それどころか、自分が今まで私に何をしたかすら綺麗さっぱり記憶から抜け落ちているんだろう。

大人にとってはその場限りの感情でぶつけた言葉だったかもしれないが、ぶつけられた子供にとっては一生残る傷になってしまったわけで。
結局それによって彼は必要以上に老後の心配をしなけりゃならなくなったと。

自分で自分の首を絞めてしまった悲しい男のお話( ´、ゝ`)





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Last updated  2005/04/10 01:13:22 PM
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