マンション管理相談室

2005年12月18日
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テーマ: ひとり言(81)
カテゴリ: ひとり言



始めた時には、想像もつかないことでした。

親バカぶり発揮の子供の記事とマンション管理士の記事だけですから、どうということもありません。

それだけに読んで頂けることにとても感謝しています。

こころからお礼申し上げます。


ところで、ここのところ、耐震強度偽装事件が世間を騒がしております。

そして、当初、1人の建築士の偽装かと思われましたが、どうやら多くの疑惑があることも見えてきました。

建設業界では、昔から、材料をケチるという手法があります。

以前、建設資材の商社におりましたが、建築した建物の柱などの太さを証明するためのメジャーを売っていました。

つまり、その時には、材料をケチって建築する手口がすでにあり、対策用の商品まであったということです。

このころは、建築士の設計に問題があったわけではないようですが、いずれにしても建物が危険になることに変わりはありません。

そして、不動産業界も同様です。

宅建業法ができた事情をご存知なら、よくおわかりと思いますが、不動産は、法律が複雑ですし、構造もわかりませんから、いくらでもプロが購入者をだませるわけです。

それを防ぐために宅建業法ができたのです。

そのような業界が、今回のようなことをやったとしても、なんの不思議もありません。

さらに、宅建主任者を受験した時、保証制度があるから、購入者は大丈夫なのだ、と、テキストにあったのに、やっぱり、ダメなのか?という素朴な疑問を感じます。

一般の仲介専門業者は、どうということもないかもしれませんが、マンションデベロッパーとなれば、その責任は多大なものであり、それを保証するには制度が不足しています。

おそらく、どんなに検査をきっちりやっても、ダメだと思います。

常に「いたちごっこ」ですから、やはり、ダメだった時、きちんと保証できる制度が必要です。

また、民法を学ぶと、建築物を壊すのは、社会的な損失なので、めったに壊せない、ということを知ります。

これも、時代が違うので、変更の必要性を感じます。

ましてや、わざと耐震性のない建物を造るなど、しているのですから、一生をかけて、被害者に償うくらいの罰則があってもよいと思います。


ここ、数年で、三菱ふそう、雪印、NHK、アメリカ産牛肉、JR西日本、などなど、の多くの企業や団体がおかしなことをしています。

どこまでいっても、やはり、自分のことは自分で守る、ということになってしまうのです。

悲しいけれど、安易に人を、企業を、役所を、信じてはいけないようです。

私にできることは、わが子を本人らしく育てることと、マンション管理士として、お客様に尽くすこと、だけです。


せめて、それだけは、きちんとやる、とこころに誓っています。







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最終更新日  2005年12月18日 14時11分06秒 コメント(10) | コメントを書く


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