【息子はドボン】

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2004年06月07日

(5)

テーマ： ◇◆関越&上信越道・旅のエピソード◆◇(45)

カテゴリ：カテゴリ未分類

【息子はドボン】

緑に囲まれた聖地「アバ音楽の森」は今日(6/6)も
清々しい風が心地好く吹いていた。

アバ音楽の森に着くと早速に次女と保育園児の長男
はジル(犬)に何時ものように持って来たパンを
あげている。
ジルもそんな子供達を憶えているのか???
子供達の顔を見るなり尻尾を振って向かい入れて
くれる。
そして長男は、またこれも何時ものようにジルに
パンをやり終えると池の魚にパンを千切って巻き始める。
でも今日は・・・!!!

私が一つ目の桑の実を味見しようと手を伸ばした時の
ことだった。
後ろの方で「ドボン」という大きな音がした。
何事がおきたのか??? と桑の実に伸ばした手を引っ込めて
後ろを振り返って見ると・・・
息子が池の中で二度三度と手をバタバタとやっている。
そしてスーと立ち上がり池から這い上がった。
何をしでかしたのか??? と慌てて息子に私が近づくと・・・
息子も「何が起こったのか???」と放心状態で、
頭の天辺から爪先まで　ずぶ濡れで前を、ボ～～～と
見据えて(みすえて)暫らく私にも気が付かない。
そう、彼はパンを巻くのに無我夢中になりすぎて、「ドボン」
と池に落ちたのだ。
私に気が付いた息子は私を見上げて照れ臭そうに苦笑いを
浮かべる。
そしてまたフリーズしてしまった。
その息子の水も滴るいい男と言わんばかりのシリアスな
表情に私も妻も堪えて(こらえて)いた笑いも堪えきれなく
なって爆笑してしまった。
その後、息子を水で洗浄して、お風呂場へと連れて行くと、
丁度今日の朝に沸かしたというバラのお風呂に入れることが
出来た。

妻と私は「息子の足がとどく浅い池で、怪我もしないで、
蛇やヒルにも襲われずにバラのお風呂にまで、入ることが
出来てラッキーだったのかもしれないネ」とホッとする
思いで呟いた。
そして私は桑の実狩りを始め、妻と越谷から来られた友人
(姉妹)は、うどんの手打ちを手伝わせて頂いた。
お昼は勿論・・・美味しいうどんに舌鼓を打ち
「うまか～～～」の連呼(れんこ)はとどまらなかった。
食後の桑の実狩りもある程度、満足した所で雨が降り出した。
作業シートで作ったテントの下で桑の実を洗いながら、
妻と友人は「何とか天気も予想に反してもったわネ」と雨空を
仰ぐ・・・
また神様に護られたと言いながら。
そして桑の実洗いも終り、如安さんとお話しもして、
イザ帰路にと車に乗り込もうとすると !!!
布袋竹(ほていちく)の時期がもう最後だと言うので、急遽(きゅうきょ)
小雨の中で竹の子狩りまでおこなった。
思う存分に自然を満喫して、帰路に着く・・・
車の中では息子に「カッパにおへそを盗られなかった。」と
からかいながら帰ってきた。

「アバ音楽の森」で出会った皆さんへ
突然の乱入、申し訳ありませんでした。
息子の事ではお騒がせしてスイマセン・・・
これに懲りずに又の再会の折にも宜しくお願い致します。

人間の心は自分の道を計画する。主が一歩一歩を備えて
くださる。

恐るべき支配の力を神は御もとにそなえ
天の最も高いところに平和を打ち立てられる。
(ヨブ記 25章2節)

エーメン

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