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昼のシゴトで 田崎真也さん
の講演会に行ってきました。
ええ、そうですよ。 昼のシゴト? 食に無関係ですけど。 はい。
ワインに特化したお話ではなくて 「サービスの極意」 というテーマです。
箇条書きで少々ご紹介。
機械的にできないからこそ人間がアタマを使ってやる価値がある、 という意味では 昼のシゴトで innovation と呼ばれている概念と同じだな、 と思いました。
ここで出てきたエピソード。 日本の一般的な板前修業では 同じ店で下積みを何年もして組織で上の人から暖簾分けで抜けていくことで上に上がれる仕組みだけれど フランスでは見習い期間に同じ店でずっと皿洗いなどはやらず 短期間でいろんなお店を見て回る、 という話。 そこで 「感性」 を養うんですって。 たしかに 日本料理の名店と言われるお店は 「どこだか系」 の暖簾分けが多いなか フレンチの名店はそれぞれのオリジナリティが豊かです。 そういう人事、組織の違いから来ているんですね。
その辺りの日仏の相違点の話がいくつか出て 話は子育てにまで及ぶのですが 語り口調がちょっとシニックというか皮肉っぽいというか、 フランス人っぽいなと感じました。 「You are great」 とやたら誉めて持ち上げることでまわっているアメリカ文化とは明らかに違う。 どっちがいい、 はありませんけど 若干右寄りなわたしとしては常に日本バンザイ党なので・・ あまり日本流が否定されてしまうと ちとビミョウ。 超ドメドメの日本企業を辞めた身としては 常にバンザイとも言えないか。 それもビミョウだな。 ともあれすべてご本人の体験に基づくお話で生きたエピソードでした。 そういうことに気付くことが感性が鋭いってことなんだな、 と思えるような。
後半ソムリエ修行のお話になり、
という持論。 そのために若いころ、 修行の中でワインを覚えるのはもちろんのこと、
なんてこともしてきたんですって。 それもまた本当らしく会場で居眠りしてる人もちゃんと気付いてましたよ! さすがっ!
あくまで product-out ではなくて market-in した考え方。 田崎さんのこの考え方って 何年か前のワインブームで雑誌やテレビにバンバン出ていたときからおっしゃっていることにブレがないように思います。 「ワイン飲むならこうあるべき」 ではなくて 「誰がお客様か」、 「そこで何が求められているのか」 が優先される、 正解は常に顧客にあり だからこそ対話と進化が必要、 というところ。 言うは易しだけど長いこと実践されているのはすごいです。
わたし自身も 「知識」 と 「知性」 の違いは大切に考えていて 物知りとインテリジェンスは違うと思っているので 知識をどう運用するか、 こそが作業ではなく創造なのだと思います。
ほかにもいろんなエピソードがパラパラと聞けて面白い講演でした。 業務直結だけでなくても関わるものすべてが 常に仕事を innovate するのに有用なんだな、 と思えたし。
かたや幅を持つことばかりにあまりに偏り過ぎてしまうと弁護士だか演歌歌手だかわからない人になくなってしまいそう。 ま、 あの人はあの人で国家試験レベルの専門職だし あれだけタレント活動をやってもやっぱり弁護士っぽいことが言えるっていうのはある意味すごいのですが。
でもやっぱり 普通の人は自分のドメインを意識してこそでしょう。 自分は何者なのか、 というプロ意識をものすごく感じました。 そういうバランス感覚もまた機械やマニュアルだけではできない創造性なのでしょうね。
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