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ここ一週間、 気がつけばSSRIパキシルの服用をしていない 。新年早々気管支炎に罹り、過呼吸発作とのダブルパンチを恐れながら発作がひいてくるのを願いつつ、引越しの準備、止まらぬ咳、仕事のプレッシャーとタフじゃない私にとってはハードな一ヶ月だった。そんなハードな生活であっても頻脈も過呼吸も起きない。ただ眠いだけ。あの日以来・・・
あの日の発作は一つの大きな山だったのか。突然立ちはだかる、その大きく険しい山(不安発作、過呼吸発作)を乗り越えたという自信が、私にどっしりと構えられる余裕をもたらしたのか。
その間も(昨日も)職場で「 あいまいな部分があるのでしっかり憶えるように、医療訴訟を起こされることもあるのだから」 と注意を受けたりもしている。(なおかつ、物怖じせずにすすんでやって欲しいと。難しい要求だ)安定剤やSSRIを飲んでいないから眠りの質は悪くて、歯医者に関する夢ばかりで目覚めてからずっと頭が重い。それでも、快適とは言わないまでも生活できているのだから私には薬は必要ない。また、生活の質が悪化して日常生活に支障をきたしたら飲めば良い。 薬のことで自分に無理な制約を課すのはナンセンスだと沢山失敗をして学んだ。 調子が良いときは飲まない、実にシンプルなのだ~(多分、このまま止めるんだと思う。直感で、そんな気がする。直感は7:3くらいだけど。)
もうすぐこの土地ともお別れ。
近所のケーキ屋さんの二階に住んでいる猫ちゃんが、いってらっしゃのご挨拶をしてくれた。動物は尻の始末もできのだから無意味だ、といった医者がいたけど、この猫の生業をみてどう思うのかな。それにしても最近めっきり見なくなった。 風の様に軽くて気まぐれな可愛らしさが近所で評判の猫 。男のコみたいな名前、ゴンちゃん。さしずめケーキ屋さんの看板娘といったところか、彼女のいない冬の通りはさみしい。
この町の夏は木陰がなくてつらかった、だから夏が来るのが怖かった。その分春にはずっと留まっていて欲しかった。 この町の春は菜の花が命の喜びを教えてくれる。 それでも感受性が鈍った気がする。単に自分の感性が衰えたからか、それとも自然が少ないから鈍感になったか、自然の事象に敏感じゃなくなった大きな理由は 年をとったからでは?と推測する。
人間は 朝日を浴びて体内に始動のスイッチが入って こそ健康的な日常生活が送れるという。では季節を感じずに生きたらどうなるんだろう。 30年間カラダに染み付いた四季のリズムを目で鼻で耳で皮膚で感じて生活してきた。 ゆっくり順応していくんだろう、自分の感性を鈍らせつつ・・・。昔は四季がはっきりしていたし、季節の移り変わりも手に取るように分かった。今のこちらの四季はダラダラと続く印象の残らない音楽みたいだ。 季節にはっきりとした主張の様なものがあって、リズムがある。そのリズムがココロとカラダに良い作用を及ぼしているのだと思う。交感神経と副交感神経のバランスのような 。ダラダラの四季にダラダラ人生。できれば、そんな風に人生の冬を迎えたくない。
昨日まで頬を刺すような冷たい風が、たった一日でけだるく酔わせるような生ぬるい風に変わる季節。大地に実りをもたらす真夏の太陽が長雨と共に小さくなり、 ススキの穂が夏を惜しむかのようにゆっくり手を振る風景・・
高くて広い蒼い空と、自由に気まぐれにおどけてみせる雲と、季節を教える風が私を育ててくれた。
今度の部屋からは、どんな空が見えるんだろう。愛と勇気をもらえますように
新しい町と仲良く暮らせますように!
良い歯医者さんがみつかりますように・・ October 27, 2007 コメント(1)
一筋縄でいかない歯茎の病 October 17, 2007