2006年03月09日
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自分ではどうしようもない醜い部分だってある。
悩みもあれば傷もある。
それにどういう向き合い方をするか、、、。

両親の離婚によって別々に暮らしている姉と弟。
完璧主義の姉と、何事にも熱くなれない弟。
老犬の介護と死を通じて、少しだけ目覚めていく2人。

老犬介護という素材と、登場人物たちの魅力的なキャラクターに魅かれました。


姉と弟が交互の視点で語っていく。


さらりと書いていて、そのくせ人の繊細な奥底までみせてくれる。
誰もがみんな「アンバランス」な人間なのかも。

さらっと書いてある誰でも持ってる小さな意地悪と、自尊心の心理に共感。


そして、そんな2人の間に横たわるのが、
もう自分で立ち上がることもできないけれど、呼ぶとちゃんと鼻をくんっとする老犬「はる」の存在。

なにもごまかさず、ありのままに生きている、みんなの思いを背負ったはる。

何も言わずに、ありのままに生と死をうけいれていく存在。
またコロのあのときのことが鮮明によみがえった。

犬って、なんでこんなに人間に寄り添ってくれるんだろ・・・。


じんわり。深く温かいものが残ります。


作者は79年生まれ。一つ年上。






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最終更新日  2006年03月09日 11時11分03秒
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Re:『はるがいったら』  飛鳥井千砂(03/09)  
BIBUさんの書評はいつも素晴らしいわぁ!
図書館でも新刊紹介とかしてらっしゃるのかしら?

私が飼っていた犬も18年生きて、最後は「老犬介護」の日々でした。
この本読んだら思い出して泣いてしまうだろうなぁ。 (2006年03月10日 09時13分28秒)

Re[1]:『はるがいったら』  飛鳥井千砂(03/09)  
BIBU  さん
マダムぶりきさん

いやぁ~
めっちゃうれしいコメントありがとうございます☆
新刊紹介は・・・してないです・・・帯をそのままぺたっと・・新刊こーなーに貼ってます・・・・

うちのコロは介護することもなく弱ってすぐ亡くなっちゃいましたが、マダムぶりきさん、介護されたのですね。立てない姿、想像しただけで涙です。ものいわぬものの存在は大きいですね。
(2006年03月11日 23時01分39秒)

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